すくすく成長する我が子。初めて立ち上がったとき、片言で話せるようになったときなど、動画で写真でたくましくなった姿を残しておきたいもの。SNSでは、子どもの成長が一目で分かる愛情たっぷりの写真が注目されている。投稿した、ぽにょ1y6m（@soso20211020）さんに聞いた。

　男児の成長を願い端午の節句に飾られるようになったこいのぼり。5月中旬、息子の健やかな成長を見守る母親が、2枚の写真を投稿した。「20歳まで続けるつもり」という一文と共に投稿された写真には、3匹のこいのぼりと一緒に横並びになった息子の姿が。母親の優しいまなざしと、あふれる愛を感じる投稿には2.1万件ものいいねが集まった。

　投稿についてぽにょ1y6mさんは「日頃からインスタグラムやツイッターを見て、『我が子も何か成長が分かる記録を残したい』と思っていました。インテリアともなじみやすいかわいいこいのぼりを探していたので、見つけた喜びでコレだとひらめき撮影しました」と経緯を説明。息子が大きくなったときのため、初節句を迎えた生後6か月から撮影を開始し、今年は1歳6か月になった息子の様子を記録した。

　投稿を見た母親たちからは「最高!」「天才ですね」「うちも写真、マネしたいです!」など称賛の声が殺到。「20歳まで続ける」と宣言したぽにょ1y6mさんに「見届けさせてもらえればと思います」「20歳まで!?　どれだけ大きくなるのかな?　楽しみ、頑張れ。20歳になってもお尻にクマ付いてほしい」などエールも集まった。

　このほか、思春期や反抗期を迎えたときの対応を心配する声もあったが、「反抗されても撮り続けます」と語り、「ブスッとした顔で寝転がってほしいなぁ。高校生でふざけながら付き合ってくれる子に育ったら私的に子育て成功です」と思いをふくらませていた。

　昨年の撮影時には約70センチだった体長が、90センチほどになるなどその成長に目を細めている。

「見た目の大きさが変わったのももちろんですが、昨年はハイハイさえ出来ない状態だったものが、今年はしゃべったり撮影が難しいほど元気に走り回ってます。初めて風邪を引いたり転倒したり色々なものをなめたり…。子どもの安全を守るだけでも大変な1年でしたが、『こどもの日』を無事に迎えられたことをうれしく思っています」と振り返った。たくさんの反応に「自分の記録用に気軽な気持ちでアップしていたので、予想外の反響の大きさに驚いています。みなさんが我が子の成長の愛らしさに共感してくださったり、一緒にこれから迎える思春期の反応を想像して楽しんでくださったことをうれしく感じてます」と感謝した。

　写真に収められた大中小の3匹のこいのぼりは45センチから100センチほど。来年は息子がこいのぼりよりも大きくなることが予想される。昨年と今年は黒色の「真鯉（まごい）」を最上位に、息子、水色や黄緑色の2匹の「緋鯉（ひごい）」を並べていたが、「こいのぼりより大きくなったら、順番を変えるべきか悩んでます」とうれしい誤算もあった。「現在はまだ反応がありませんが、将来毎年の写真を並べて一緒に喜んでくれたらいいなと思います」と語り合う日を心待ちにしている。

　初めての子育ては、初めての経験ばかり。「毎日成長を実感しておりますが、特に最近どんどんしゃべることができる単語が増えてるので、少しずつコミュニケーションが取りやすくなっていることを私たち両親もうれしく感じています。息子自身も楽しんでどんどん発音しようとする姿勢を見ていると一層愛らしく思います。『ママ、ダイジ（大事）』って言ってギュギューとハグしてくれると、全ての疲れが吹き飛びます」と満面の笑みで語ってくれた。