子連れで訪れた大手ファミリーレストラン「サイゼリヤ」で、店員の“神対応ぶり”を称賛する母親の投稿がネット上で話題を呼んでいる。「私は感動した」「サイゼリヤ最高」と絶賛する投稿者に、投稿内容の一部始終を聞いた。

　投稿者は今月22日、生後1歳5か月の息子とサイゼリヤに来店。ベビーカーを押して入店すると、男性店員が「ドリンクバー近くの席がいいですよね？」と広い席を空けて案内してくれたという。

　さらに、投稿者が「持ち込み離乳食を食べさせてもいいですか？」と尋ねると「もちろん！　温めますよ」と快諾。お子様ポテトを注文したところ、「お子様の月齢だと塩はない方がいいですかね？　塩抜きましょうか？」と細かい味付けの変更まで提案してくれたという。一連の対応に、投稿者は「私は感動した。ありがとうの気持ちをお客様センターに伝えようにも電話するしかない笑。それはちょっと恥ずかしいので、Twitterでつぶやく。サイゼリヤ最高」と感謝の思いをつづっている。

　なお、続く投稿によると、持ち込み離乳食は大手メーカーの殺菌済みの未開封のもので衛生面の問題はなく、その後ホームページ上のカスタマーフリーダイヤルに電話し、あらためてお礼と支店名と接客担当者の特徴などを説明した上で感謝の気持ちを伝えたという。

　接客受けたときの心境について、投稿者は「ファミレスでここまでしてくれるの？　という驚きと感動でいっぱいです。少しでも『サイゼリヤ行こうかな』と私のフォロワーさんに思ってもらえればと思いツイートしました」と振り返る。

　予想外の反響については「本当にビックリしています。ただただ、フォロワーさんに紹介するだけのためにツイートしましたが、反響の大きさから色々な声をちょうだいいたしました」と回答。中には「投稿が拡散したせいで過剰なサービスを要求する人が増えたらどうする」といった水を差すような声も寄せられたという。

　一部からの思わぬの反響を受け、「サービスを受けるに当たり『やってもらって当然』ではなく、『ありがとう』の気持ちを常に持って店員さんと接したいですし、気持ちよくサービスしたいと思えるお客様になろうと思いました」と投稿者。サービスを受けた側も行った側も、お互いが気持ちよく過ごせるような心のゆとりを持ちたいところだ。