乃木坂46の演出家「容姿に関する不適切な発言があった」で辞任も「落ちたのはお前らのせい」は否定

乃木坂46が23日、グループの公式サイトで、メンバーの早川聖来(22)がラジオ番組で演出家のSEIGO氏から暴言を受けていたと明かした件について説明した。また、SEIGO氏から辞任の申し出があり、7月からスタートする全国ツアーでは演出家を変更すると発表した。同氏も不適切な発言があったことを認め、謝罪のコメントを発表した。

早川聖来【写真:ENCOUNT編集部】
早川聖来【写真:ENCOUNT編集部】

きっかけは、乃木坂46早川聖来のラジオでの発言

 乃木坂46が23日、グループの公式サイトで、メンバーの早川聖来(22)がラジオ番組で演出家のSEIGO氏から暴言を受けていたと明かした件について説明した。また、SEIGO氏から辞任の申し出があり、7月からスタートする全国ツアーでは演出家を変更すると発表した。同氏も不適切な発言があったことを認め、謝罪のコメントを発表した。

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 今月21日、早川はNHKラジオ第1『らじらー!サンデー』で、SEIGO氏の話題を切り出し、「超“ドS”なんですよ。結構、『死ね』とか『ブス』とか『お前1人いなくてもいい』とか……」「今回のライブのリハで、『沙耶香が事故ったのはお前らのせいだ』とか言われて……」などと発言していた。

 放送中から波紋は広がった。乃木坂46の公式サイトによると、運営側はSEIGO氏、スタッフ、メンバーに聞き取り調査。その上で「SEIGO氏の言動や指導において、一部行き過ぎた点があったことを確認致しました」と報告した。一方で「但し、昨年夏の掛橋沙耶香のステージ転落事故を引用して『掛橋沙耶香が落ちたのはお前らのせい』という発言を行った、という点につきましては、事実とは異なっておりました」とした。それでも、SEIGO氏に誤解を招く発言があったことなど、SEIGO氏より辞任の申し出があったことを受け、「7月から開催予定の真夏の全国ツアー2023より、演出家の変更を決定致しました」と記した。

 SEIGO氏も同日、自身の所属する株式会社USBの公式サイトで、「私はメンバーの容姿に関する不適切な発言があったことを認めます」と記し、謝罪の言葉をつづった。

「メンバーには,日頃から『しっかり踊れ!』『ダラダラやるな!』と厳しい指導をさせていただいたこともありました。モニターに映る笑っていないメンバーに対して、『ブスな表情をするな!』と不適切な言葉で指導した事もございました。これによって傷ついたメンバー及びそのファンの方々、こういったお話を聞いて気分を害された全ての方々に深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」

 一方で、「ただ、乃木坂46の公式HPにアップされている通り、『落下事故に対するメンバーへの責任転嫁をする発言』は一切しておりません」と、早川のコメント内容を否定した。

「皆様もご存じの通り、2022年8月29日に掛橋沙耶香さんがパフォーマンス中に1塁ベンチから転落する事故が起きました。翌日に自分からメンバー全員に対して『転落させてしまったのは僕の責任です。大変申し訳ございません。』と謝罪をさせて頂きました。今回のコメントをした早川聖来さん本人は、当時休業中でライブ会場にはいなかったため、僕の気持ちを伝えきれていなかったことが、今回の件につながってしまったように思います。ただ、メンバーを誤解させてしまったこと自体に私の責任があると感じており、この点についてもお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」

 そして、SEIGO氏は「私は乃木坂のお仕事を離れます」と表明し、「引き続き乃木坂46の応援をお願いいたします」とファンに呼びかけた。

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