アイドルグループのKing & Princeは、22日限りで平野紫耀（26）、神宮寺勇太（25）、岸優太（27）が脱退し、平野と神宮寺は同時にジャニーズ事務所を退所した。岸は9月30日限りでの退所となる。グループはCDデビュー5周年記念日あたる本日23日から永瀬廉（24）と高橋海人（24）でリスタート。2人は午後7時2分からライブ配信を行い、6月16日にグループとして13枚目、デュオになった新制King & Princeとしては初のシングル『なにもの』をリリースすることなどを発表した。

　新制King & Princeが早くも動き出した。午後7時2分、インスタグラム、ツイッター、TikTokでライブ配信を同時スタート。ファンが続々と集まり、インスタグラムで約30万人が視聴する中、永瀬と高橋が登場した。

　2人は「えっ、始まった？　始まった？」と確認しつつ、「どうも、King & Princeで～す」と明るくあいさつ。高橋は「初めての4つの同時配信で、いっぱい人が見に来てくれている」と喜んだ。

　その後、永瀬が高橋に質問する形式で進行した。

永瀬「どうですか、今の気持ちは」

高橋「僕が思うことはKing & Princeが好きということです。個人でも活動もしていますが、King & Princeというグループで、まだファンや関係者に恩返しができていないと思うんです。あと、この活動が楽しくて好きなんです」

永瀬「先に言っとけば良かった。全部、言うやん（笑）。まあ、僕はデビューしたときから、この活動を頑張っていく腹を括っていました。どんな形になってもKing & Princeを続けていきたいので、この決断をしました。3人もそうだし、それぞれの人生ですから」

高橋「男の決断ですから」

　その後、永瀬が「素敵なお知らせがありますから」と言い、新制King & Princeで決定済みの活動内容を発表した。

　1つ目は、シングル『なにもの』のリリース。カップリングで『Magic of Love』っ『Kiss & Kill』『アシタノカタチ』『名もなきエキストラ』、さらには高橋が作詞、作曲を担当した『話をしようよ』を収録しているなどを明かした。関係者によると、『なにもの』のテーマは「気負わず、今を楽しむこと」で、「日常にある小さな幸せの積み重ねで、日々が彩り豊かになっていくという今のKing & Princeの等身大を歌った飾らない応援歌」としている。

高橋「ぜいたく、もりだくさんです。全部、King & Princeらしさが出ています」

　そして、7月2日にKing & Princeとしては初めてとなるファンミーティング『King & Princeとうちあわせ』を東京・有明アリーナを開催し、2回の公演を予定していることを発表。同イベントは、新曲『なにもの』のDear Tiara盤（ファンクラブ盤）購入者のみが、チケット申し込み可能になっている。

永瀬「まじ、何しようかね。鬼ご（鬼ごっこ）する」
高橋「（観客）1万人の中に俺が隠れてて、廉が見つけるとか。かくれんぼしたい。みんなの近くに行けるしね」

　さらには、2人による新冠番組も発表した。日本テレビ系『キントレ（仮題）』（土曜午後1時30分）が7月1日にスタート。5人体制で今月20日まで放送されていた『King ＆ Princeる。』と同じ枠になる。

永瀬「どういうものになっていくかワクワクです。こんなに楽しみが3つもあるんですよ。この5周年に発表できて良かったです。まだベイビー。これからです」

高橋「あっという間の5周年。これからも1つ1つ活動を頑張ります。こっからですよ。キンプリは。ありがとうございました」

　ロゴも新しくし、リスタートしたKing & Prince。5人体制の最終日となった前日22日、2人は会員制サイト・ジャニーズWEB内のブログで思いをつづった。永瀬は「King & Princeは2人になりますが、おれと海人でまたみんなに楽しんでもらえるように頑張るよ！　うん!!　これからも、しょうとおれと海人と岸さんとジンの事を変わらず愛してくれると大変嬉しいです　このメンバーで駆け抜けた5年間は幸せでした！　この先もみんなで幸せになりましょう」。高橋は「この数ヶ月間きっと、沢山の想いを抱えて過ごさせちゃったよね。ごめんね」とファンを気遣った。その上で、2021年3月にグループを脱退した岩橋玄樹（26）も含めたメンバーの名をつなげ、「しょうきしくんじんれんげんきくん　King & Prince 愛してるよー！！！」と記した。ファンはグループを離れた3人の今後にも注目している。

※高橋海人の「高」の正式表記ははしごだか