7月ドラマ『警部補ダイマジン』刑事役に土屋太鳳が決定 生田斗真と初共演「うれしかった」

俳優の土屋太鳳が、7月にスタートするテレビ朝日系連続ドラマ『警部補ダイマジン』(金曜午後11時15分)に出演することが19日、発表された。

ヒロイン・七夕夕夏を演じる土屋太鳳【写真:(C)テレビ朝日】
ヒロイン・七夕夕夏を演じる土屋太鳳【写真:(C)テレビ朝日】

7月スタートの『警部補ダイマジン』で刑事役

 俳優の土屋太鳳が、7月にスタートするテレビ朝日系連続ドラマ『警部補ダイマジン』(金曜午後11時15分)に出演することが19日、発表された。

 本作は、リチャード・ウー氏(原作)とコウノコウジ氏(作画)の最新作であり、ピカレスク・サスペンスとして話題の大人気漫画『警部補ダイマジン』(『週刊漫画ゴラク』連載中、日本文芸社刊)のドラマ化。強い正義感をもつ警視庁捜査一課のエースが、法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし、“悪をもって悪を制す”ダークヒーローが巨悪に挑む物語だ。

 これまで、主人公の警視庁捜査一課のエース・台場陣(だいば・じん)を生田斗真、警視庁捜査一課特命捜査対策班の室長(階級は警視正)・平安才門を向井理が演じることが発表されていた。

 土屋が演じるのは、警視庁捜査一課強行犯第四係の刑事(階級は巡査部長)・七夕夕夏(たなばた・ゆうか)。

 幼女連続誘拐殺人事件の犯人が元警察庁の重鎮だと目星をつけて捜査していたが、その人物が死亡、自殺として処理されたことに疑問を感じる。真相を追ううちに、誘拐されたが唯一救出された幼女が証言した「ぼさぼさ頭のコートを着た大きなおじちゃん」という犯人の特徴が、台場にピッタリ当てはまることに気付く。

 カマをかけた際、台場が見せた挙動不審な態度から彼が犯人だと確信し、興味津々で行確を開始。しかし、彼に張り付いているうちに、徐々に台場の人柄に惹かれ始めて…!? やがて台場や平安と共に強大な敵に立ち向かう。

 土屋のコメント全文は以下の通り。

――本作に出演が決まった際のお気持ちと、脚本を読まれた感想をお聞かせください。

「いつかこの枠に出てみたいと思っていたんです! 何より三池監督、生田斗真さんと初めてご一緒できるというのがとてもうれしかったです。実は私、『事件ものの作品だから一話完結かな?』と思っていたんですよ。だから最後まで同じ事件を扱うことにビックリしました。こういうドラマは久しぶりで、ワクワクしましたね」

――七夕夕夏はどんな人物だと捉えていますか? また実際に演じてみていかがですか?

「すごく素直な人だと思います。夕夏の『知りたいと思ったことを追求するパワー』が、私のお芝居に対する気持ちと少し似ているように感じたので、演じていてとても共感できましたし、気持ちよかったです。

 原作には少しコメディー要素があって、そういった部分も台本に絶妙に組み込まれていたのですが、それをどのくらい表現すればいいのか、そのときに起きている事件のシリアスさと照らし合わせながら撮影に臨みました。三池監督は、私のそういう感覚を、言葉を交わさずとも汲み取ってくださっていた気がします」

――生田さんとは初共演、向井さんとは何度か共演されていますが、ご一緒していかがですか?

「生田さんとは、撮影に入る前に京都の撮影所でお会いしたんです。ごあいさつさせていただいた瞬間、『よろしくね!』って空気を明るくしてくださったんですよ。その時、これだけパワーのある方とご一緒できるんだったら、現場もきっと大丈夫だろうなという安心感をいただきました。

 実際にキャストやスタッフの皆さんとすごくナチュラルに接する方なので、『みんなが無理せず、その場にいる』というスタンスの現場が出来上がっていて、私も本当にリラックスできました。生田さんの映像作品を拝見していると、すごくストイックなイメージだったんですけど、いい意味でちゃんと力を抜くことができるからこそ、本番であれほど爆発できるんだなと納得しました。

 向井さんは、素晴らしいスタイルに毎日圧倒されそうになりましたけど、現場ではすごくラフに声を掛けてくださいますし、いろいろな話をしてくださるので、待ち時間がとても楽しいんです。仕事についてもプライベートについても、大人としてのいろいろな意見を聞かせてくださって、勉強になりました。

 あと、向井さんは“せりふに句読点を付けない”んです。私は難しいせりふが多いと、つい句読点を付けてスピードを落として、噛まないように守りに入ってしまうんですけど、向井さんはそういう小手先のことを全くしていらっしゃらなかったので、素晴らしいなと思いました。頭の回転が速い方なのだと思います。でも完璧なだけでなく、ちょっとイジらせていただく隙も与えてくださるので、そこも魅力だなと思います」

――本作で初めて三池監督とご一緒したお気持ちもお聞かせください。

「三池監督は、本番での緊張感と現場の温かさ、この緩急が本当にしっかりしていて、キャラクターやシーンの説明がすごくお上手な監督でした。たとえば、“今どういう不安を感じているのか”とか“どうして不信感を抱いているのか”などを表現するシーンでも、決めつけ過ぎずに提案をしてくださるので、いろいろな視点に“気づき”を覚える瞬間が多かったと思います。

 そしてカット割が本当に素晴らしく、私は毎回ワクワクしていました! 現場におけるさまざまな判断も本当に早かったですし、作品に対しても人に対しても細かい愛情をたくさん感じることが出来て、『三池組』の素晴らしさを実感できる温かい現場でした。心から感謝しています!」

――“法では裁けない悪”を秘密裏に始末する究極のダークヒーロー・台場が暗躍するピカレスク・サスペンスというこの刺激的な作品の魅力とは?

「どんな世界にも光が当たれば影ができますよね? そういうこの世の『陰』の部分をテレビできちんと表現するということ、それ自体が挑戦だと思います。

 でもこの作品は、その『陰』の部分にもちゃんと愛情をもって『これをどう思いますか』って誠実に問い掛けているんです。私はその“誠実さ”が魅力だと思います」

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