高梨沙羅「個性を大切にしたい」 スキージャンプは「魅せる競技」、髪色で「気持ちを切り替え」

ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅選手が15日、都内で行われた「#髪色自由化」プロジェクト発足発表会に出席した。競技や髪にまつわるトークを展開した。

「#髪色自由化」に出席した高梨沙羅【写真:ENCOUNT編集部】
「#髪色自由化」に出席した高梨沙羅【写真:ENCOUNT編集部】

今シーズンは「たくさんの学びがあったシーズンだった」

 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅選手が15日、都内で行われた「#髪色自由化」プロジェクト発足発表会に出席した。競技や髪にまつわるトークを展開した。

 今シーズンについて高梨は「なかなか自分の思うような流れをつかめなかった。たくさんの学びがあったシーズンだった」と振り返った。

 また、オフシーズンは「今もトレーニングを続けていて、スキージャンプは始まっているので飛んでいる。オフのときは写真を撮りに行ったり、読書をしたりして過ごしていることが多いです」とほほ笑んだ。

 今回は、「ロレアル プロフェッショナル」がその人らしいスタイルや髪色で働くことのできる自由な社会の実現を目指して「髪色自由化プロジェクト」を発足。プロジェクト発足を記念し、髙梨はオイルが主成分のカラー剤「イノアカラー」で染めた髪色を披露。

 高梨は「自分のモチベーションを上げるということもありますが、(スキージャンプが)魅せる競技でもあるので、個性を大切にしたいという思いがあります。髪を変えることで沈んでいた気持ちを切り替えたりとか、新しく何かを始めるときに、心機一転じゃないですけど、いいスイッチの切り替えとして、私はよく髪を変えたり髪色を変えたりする」と話した。

 高梨は小学2年生からジャンプを始め、2011年2月のコンチネンタルカップにて国際スキー連盟公認国際ジャンプ大会での女子選手史上最年少優勝を果たす。その後、FISワールドカップにおける4度の総合優勝などを経て、2018年平昌冬季五輪では銅メダルを獲得。2021-22シーズン、FISワールドカップでは男女を通じて歴代最多の63勝を果たし、2022-23シーズンでは男女歴代最多113度目の表彰台に立つ偉業を成し遂げた。5月9日に行われたスキー・スノーボード選手の年間表彰式「スノーアワード」では優秀選手賞を受賞した。インスタグラムのフォロワー数は32万5000人(5月15日現在)。ファッションやメイクも注目されている。

※高梨沙羅の「高」の正式表記ははしごだか

次のページへ (2/2) 【写真】高梨沙羅の全身ショット
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