テレ朝『刑事7人』、シーズン9が放送決定 主演・東山紀之「チーム力を表現したい」

俳優の東山紀之が主演を務めるテレビ朝日系連続ドラマ『刑事7人 シーズン9』(水曜午後9時)が、6月7日より放送されることが1日に発表された。

『刑事7人 シーズン9』の放送が決定【写真:(C)テレビ朝日】
『刑事7人 シーズン9』の放送が決定【写真:(C)テレビ朝日】

シーズン8で倉科カナ演じる水田環が“卒業”

 俳優の東山紀之が主演を務めるテレビ朝日系連続ドラマ『刑事7人 シーズン9』(水曜午後9時)が、6月7日より放送されることが1日に発表された。

 本作は、2015年にスタートして以来、東山演じる主人公・天樹悠を中心に、深い人間模様とサスペンスフルなドラマが共存する人気刑事ドラマシリーズ。好評を博した22年放送のシーズン8も、シーズン1から出演してきたメンバー・水田環(倉科カナ)との別れや、“Z世代”の新人刑事・坂下路敏(小瀧望/ジャニーズWEST)の登場など、大きな変革を迎えた。

 そんな『刑事7人』のシーズン9では、天樹悠をはじめ、海老沢芳樹(田辺誠一)、坂下路敏、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして、法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)の7人のスペシャリストが再び集結する。

 そして“水9”ドラマ枠で、なくてはならない存在となっている同作だが、23年は“6月7日スタート”という、新たなタイミングでの放送開始となる。テレビ朝日は、歴史ある人気ドラマシリーズを毎週水曜午後9時に放送しているが、現在放送中の『特捜9 season6』終了後、すぐに『刑事7人 シーズン9』がスタートとなり、上半期“水9”シームレス放送となる。

 主演の東山は、「『刑事7人』の季節が一か月早くやってきました。シーズン9を迎える今回は、刑事としての使命感、人間としての葛藤を抱えた新専従捜査班メンバーが、それぞれの想いを抱きながらも事件を追っていくチーム力を表現したいと思っています。過去と現在とが交錯する物語のスケール感も見ものですが、やはり被害者の方の立場からすると、事件というのは過去のものではなく、いつも現在進行形だと思うんです。そういう方たちの思いを汲みつつ、我々も刑事という側面だけではなく、被害者の方と同じように悩みを抱えた等身大の1人の人間として演じられればいいですね。人間ってどこかで必ず、選択を迫られることがあります。弱さというのは人間らしさの1つだと思いますので、そんな葛藤の末の決断が今回の天樹の“刑事引退”なのか……。楽しみにしていてください」とアピール。

 シーズン9を迎えるにあたり、「今回は、第1話で通算77話目を迎えます。これもひとえに、観続けてくださる皆様や、スタッフの方々に常に支えていただいている賜物ですし、演者である我々が、目の前のことをきちんとやってきた積み重ねだと思います。そういったエネルギーが詰まった回数なんだと、改めて感じています」と感慨深くコメント。

 さらに、ドラマでの共演陣についても、「前シーズンでは、倉科さんが演じる水田刑事の卒業、そして、小瀧ふんする路敏の登場と、大きな変革がありました。出演者は皆、当たり前ですが同じように年齢を重ねていて、それぞれがいろいろな仕事をして、この時期に『刑事7人』に集まってきます。人間として成長する中で、この作品が非常に大きなものになっていると思われる小瀧との1年ぶりの共演も楽しみですし、白洲君も結婚をして、ノッていると思いますので、そのグルーヴみたいなものをどう出してくれるのか、今からワクワクしています」と期待を込めた。

「また、シーズン9はいつもよりも少し早い6月7日からのスタートとなりますが、時期を問わず、良い作品を作ればおのずと皆さんは観てくれると信じていますし、期待しています。社会って、常に同じではない。置かれている状況が変わったり、考え方が変わったり……。そういうものが凝縮されたシーズンになればいいなと思っています。変化していく――。それが継続していくものの1つの面白さだと考えています。ぜひご期待ください」と呼びかけた。

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