タレントで美容家の神崎恵が23日、都内で行われた書籍『美を育てる』（幻冬舎）発売記念サイン本お渡し会イベントに出席した。

　約1000人が集まったイベントの前、囲み取材に応じた神崎は「本を作るのが一番好きな仕事なので、今の思いを詰め込むことができたのがうれしいと思っています」と語り、「まだまだ日本は、美しさは若い世代のものという印象があるんですが、自分で育てていくものだなと強く感じていますので、その思いを込めました」とタイトルに込めた思いを明かしていた。

　また、「（美容について）何十年も前から変わらないものから、美容のテクノロジーも変化してますから、新しいものも詰め込みました。最近は老化を治せるという時代に入ってきています。自分で老化をコントロールできるというか、年の取り方を自分で選べるような今を感じさせる美容など、骨のことだったりホルモンバランスだったりそういったところ、見た目だけではないところまで書いてます」と同書を紹介した。

　昨年、大みそかに離婚を発表。「最近、物忘れが激しくなったせいかストレスがないんですよ。ご飯、何回食べるか忘れることもあります。あと、社会人、大学生、小学生と3人の息子が我が家にいるんですけど、名前を間違えます。それは息子たちに怒られます」と笑顔でエピソードを明かした。

　報道陣から「仕事と家庭の両立は大変ですか」という質問に、神崎は「時間で区切っているんですよね。スイッチが自然と時間で切り替わるからいいかなと思っています。ただ、この間小学校の役員になっちゃったんですよ。ちょっとそこも頑張んなきゃと気合いを入れています」と答えていた。

　3月30日に発売された同書では、これまで神崎自身が体験したこと、得てきた知識、そこから生まれた思いや考えなどを1冊にまとめた。美容に関する心得や結婚観、生き方などを神崎が人生を前向きに楽しく過ごすための心得を語り尽くしている。