芦澤竜誠が語る乱闘 本物と偽物の違い「BreakingDownのやつらは覚悟が決まってない」

格闘技イベント「RIZIN.41」(4月1日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪、ABEMAで完全生中継)でメインイベントに登場する芦澤竜誠に流行りの「BreakingDown」と野球のWBCについて語ってもらった。

乱闘について語る芦澤竜誠【写真:ENCOUNT編集部】
乱闘について語る芦澤竜誠【写真:ENCOUNT編集部】

「俺らプロの格闘家は覚悟を決めて試合をしてる」

 格闘技イベント「RIZIN.41」(4月1日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪、ABEMAで完全生中継)でメインイベントに登場する芦澤竜誠に流行りの「BreakingDown」と野球のWBCについて語ってもらった。(取材・文=島田将斗)

 格闘家・芦澤竜誠といえばトラッシュトークに乱闘だ。しかし朝倉未来が社長を務める格闘技エンターテインメント「BreakingDown」の代名詞にもなりつつある。今大会のカード発表会見で乱闘した際には「BreakingDownみたい」という声がネットに多く上がっていたが、2つの違いについて芦澤はこう強調した。

「俺の乱闘は思いのまま、あるがまま。ムカついて乱闘してる。あいつらは有名になりたくてバズりたくて乱闘してるだけ。だから、その差は明らかになるのが当たり前じゃないですか。俺はガチですもん」

 芦澤の言葉を借りるなら「偽物」ということだ。「覚悟あるやつと覚悟ないやつ。違いはそこだと思う。俺らプロの格闘家は覚悟を決めて試合をしてる。BreakingDownのやつらは覚悟が決まってないから、練習もできないわけでしょ」と吐き捨てた。

日本のWBCの活躍に「良かったよね~! すごいよね!」

 野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本代表は14年ぶりに世界一に輝いた。この快挙に芦澤も心を震わせていた。

「良かったよね~! すごいよね! アメリカだって日本のプロ野球があって、そこの中ですごいうまいやつらがメジャーに行けて、そこでも活躍できない選手ばかりじゃないすか。大谷翔平がやって、帰ってきて、アメリカにかましたってのは、もう俺はリスペクトしかないっすね」

 興奮は止まらない。「日本人は深いなって思ったっす。日本人は技術を深く掘るから。アメリカのやつらはパワー勝負しても、日本はパワーとかじゃない。メンタルと技術。それが侍。かっこよかったっすねマジで」とうなずいた。

 この盛り上がりをそのまま格闘技に。そんな声も多く見られるが、その点について芦澤はいたって冷静だった。

「盛り上げるためには、もっと格闘技に覚悟を決めてやることっすかね。大谷翔平なんか野球に人生賭けてるじゃないですか。そういう風に職業として、しっかりやるべきだと思うんすね」

 さらに「俺も最近まで遊んでたのでいろいろ言えないすけど、あの試合も見て、俺もやっぱそうしようかなと思いました」と真っ直ぐな目で語っていた。

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