ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で侍ジャパンを優勝に導いた栗山英樹監督が27日正午、東京・赤坂Bizタワー2階で開催中の『感動をありがとう！祝優勝WBC展』を訪れた。同所には来場者からの熱い寄せ書きもあるが、栗山監督はそれらを見渡した後に、自らの思いをしたためた。

「みなさん　日本の魂　ありがとうございました。スポーツの力でまた　世界一の国にしていきましょう！　夢は正夢　栗山英樹」

隣接するTBSからは、日本戦を実況した3人のアナウンサー（南波雅俊アナ、新夕悦男アナ、初田啓介アナ）が駆けつけた。再会した3人からあらためて「優勝、おめでとうございます」と祝福された栗山監督は「やったのは選手ですから。僕は何も」と謙虚に返答。それでも、「この優勝を見たことをきっかけに野球をする子どもたちが増えたらうれしいです」と言い、目を細めていた。

＜WBC実況TBSアナのコメント＞
南波アナ（1次ラウンド中国戦担当）「侍ジャパン、世界一に向けた道のりのスタートに、実況として関われたことは一生の宝です」

新夕アナ（1次ラウンド韓国戦担当）「もう、言葉はありません。栗山監督と選手が見た夢が叶う瞬間に携われたことは感謝しかありません。ありがとうございました」

初田アナ（準決勝メキシコ戦担当）「夢は正夢、栗山監督、選手、スタッフの皆様、世界一おめでとうございます！」

『WBC展』は今月24日から入場無料で開催中。連日、多くの来場者があり、関係者は「期間限定ですが、当面は開催されることになります」と話している。