【K-1】RISEとの対抗戦第2弾がついに開幕 金子、玖村、志朗、鈴木…55キロ戦線の最強は?

昨年6月に行われた「THE MATCH 2022」から9か月。K-1 WORLD GP 2023 ~K’FESTA.6~(2023年3月12日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)で、「K-1」vs「RISE」の対抗戦第2弾が再び開幕した。

玖村将史(左)と金子晃大【写真:山口比佐夫】
玖村将史(左)と金子晃大【写真:山口比佐夫】

玖村将史は金子晃大との再戦望む

 昨年6月に行われた「THE MATCH 2022」から9か月。K-1 WORLD GP 2023 ~K’FESTA.6~(2023年3月12日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)で、「K-1」vs「RISE」の対抗戦第2弾が再び開幕した。

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 今回、対抗戦は全3試合。なかでも注目は、玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)と鈴木真彦(山口道場)の戦いだ。結果は2Rに玖村がダウンを奪い、玖村が判定勝利を収めた。玖村は左のジャブ、左のフック、左のミドルキック、左の三日月蹴りと、左の攻撃を的確にヒットさせていく。

 2Rに奪ったダウンもカウンターの左ジャブだった。その後も左のジャブでダメージを蓄積させる。鈴木も右ストレートで玖村の鼻から出血させるが、ダウンを奪うような攻撃は当てられなかった。

 直後の試合では、昨年2月に玖村を判定で下した現K-1スーパー・バンタム級王者金子晃大がコンペット・シットサラワットスア(タイ)を判定で下した。そのコンペットは昨年9月に玖村から勝利をあげ、K-1の55キロトップ戦線に食い込んできた選手だ。

 金子は1Rからカーフキックを効かせ、終始コンペットに何もさせなかった。しかし、金子は「THE MATCH 2022」で、鈴木真彦に判定負けを喫している。その鈴木に玖村が勝ったということで、玖村が金子にリベンジをする土壌が固まったわけだ。

 試合後の会見で玖村は、「僕が他団体の2トップ(鈴木真彦・志朗)を倒したので、55キロという階級ではK-1が一番強いことを証明しました。鈴木選手に勝った僕と、コンペット選手に勝った金子選手で、もう一度戦いたい」と話した。

 とはいえ、日本キックボクシング界において55キロは黄金の階級だ。玖村に負けたとはいえ、RISEの志朗(Be WELLキックボクシングジム)は間違いなくトップ選手であるし、大崎孔稀(OISHI GYM)など、実力のある選手はまだまだいる。対抗戦がはじまったということで、「金子vs志朗」「玖村vs大崎」などファンにとっては楽しみなカードもある。金子と玖村の再戦も待ち遠しいが、機が熟したタイミングでの対決を期待したい。

※大崎孔稀の「崎」の正式表記はたつさき

次のページへ (2/2) 【動画】鋭く顔面にヒット ダウンを奪った玖村将史の左ジャブ
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