【夕暮れに、手をつなぐ】ラストシーンに視聴者混乱 タイトル回収の一方で不穏なナレーション

俳優の広瀬すずが主演を務めるTBS系連続ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(火曜午後10時)の第7話が2月28日に放送された。ついに海野音(King & Prince・永瀬廉)が作曲家デビューを果たした。

音(左=永瀬廉)と会話する空豆(広瀬すず)【写真:(C)TBS】
音(左=永瀬廉)と会話する空豆(広瀬すず)【写真:(C)TBS】

空豆はおはじきのドレスを作り上げる

 俳優の広瀬すずが主演を務めるTBS系連続ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(火曜午後10時)の第7話が2月28日に放送された。ついに海野音(King & Prince・永瀬廉)が作曲家デビューを果たした。

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 本作は、九州の片田舎で育った空豆が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・音と運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる青春ラブストーリー。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 会社から宿題として出された服作りがはかどらず、気分転換に外出した空豆。そこで、子どもたちに向けて歌をうたう女性に遭遇する。その女性は、お金をだましとるために音に近づき、死にたくなって誰かの声が聞きたくなったときに音に電話をかけてくる女性・菅野セイラ(田辺桃子)だった。

 空豆は、以前セイラから音にかかってきた電話に間違えて出てしまったことがあるが、声での会話だったため、その女性がセイラだということには気付いていなかった。セイラの歌声に聞き入った空豆は、ユニットを組む歌い手を探している音に公園に来るように連絡をする。そして、3人が顔を合わせたとき、空豆とセイラは互いに認知したのだった。

 早速、セイラの歌声をレコード会社の担当者・磯部真紀子(松本若菜)に聞かせた後、セイラにユニットを組んでほしいとお願いをする音。さらに、空豆もまた服を作るために探していた“ミューズ=この人に服を作ってみたいと思える創作の女神”として、自分の服を着てほしいとお願いをする。セイラは、「前向きな人間じゃないの。なにか頑張ろうみたいなそういうとこ、ないの」と断るが、2人の熱量に負けて2つの役割を引き受けた。

 いよいよミュージックビデオ(MV)の撮影日。空豆のつくったおはじきのボタンをあしらったドレスを身にまとい、手首のリストカットの傷跡はメイクで隠し、カメラの前で歌うセイラ。

 しかし、目まぐるしく動くカメラとたくさんのスタッフに囲まれたセイラは過呼吸で立っているのが苦しくなり、倒れてしまった。落ち着いたセイラに、空豆と音は「ずっとそばにいるよ」「俺らを信じてよ」と声をかけ、笑顔を取り戻したセイラは再び撮影に歌うことを決意する。

 完成したMVが公開され、配信の数字が伸び、音とセイラのユニット“BPM”の曲「きっと泣く」の売れ行きは好調だった。そして、セイラのために作ったドレスは、空豆の働くファッションブランド“アンダーソニア”のデザイナー・久遠徹(遠藤憲一)に認められ、コレクションの1着に入れてもらえることになった。空豆と音とセイラは「BPMが紅白に出るときは空豆が衣装を作る」と約束をする。

 そんななか、音は下宿先の大家である雪平響子(夏木マリ)と空豆に、下宿先を出ていくと告げた。レコード会社が用意してくれたマンションに格安で住めること、下宿人とは言え、女性と一緒に暮らしていることが今後影響するかもしれないからと説明をするが、空豆は寂しさで「売れるために生活まで変えんといかんと?」と冷たい態度をとる。そんな空豆に、音は「離れても俺たち、なにも変わらない。俺も、俺たちの関係も」と声をかけた。そして、2人は夏になったら一緒に花火を見に行こうと約束をし、“夕暮れに、手をつないだ”。しかし、音による「でも、僕たちに夏はこなかったんだよな。2人の夏はなかったんだ」とナレーションが入った。

 夢へと近づく一方で、それぞれの道を歩み始める空豆と音の2人の様子が描かれた第7話。花火の話をしながら手を繋ぐシーンが放送されると、視聴者からは「ドラマのタイトル回収された!」「ここで、夕暮れに手を繋ぐんだね」「え、夏は来ないの?」「音くんのネガティブナレーションどゆこと?」と納得と混乱のコメントがあがっていた。

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