【どうする家康】名前覚えない家康に重臣「軽んじている」と訂正 未熟からどう成長するか 今後の重大な伏線

松本潤が主演を務めるNHK大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)の第8回が26日に放送された。「三河一揆でどうする!」と題された同回では、家康(松本)の軍勢と一向宗徒が対立し、ついに戦(いくさ)へとエスカレートした。

松重豊【写真:ENCOUNT編集部】
松重豊【写真:ENCOUNT編集部】

家康の軍勢と一向宗徒の対立が戦にエスカレート

 松本潤が主演を務めるNHK大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)の第8回が26日に放送された。「三河一揆でどうする!」と題された同回では、家康(松本)の軍勢と一向宗徒が対立し、ついに戦(いくさ)へとエスカレートした。

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(※以下、ドラマの内容に関わる記述があります)

「不入の権」を持つ本證寺(ほんしょうじ)から年貢を取り立てようとする家康の無茶ぶりに対し、家臣らが一斉に反発。一向宗側が続々と兵を集めるなか、家康の家臣も次々と謀反を起こし、一向宗側に寝返りした。その中の1人が夏目広次(甲本雅裕)だった。家康側と本證寺側の板挟みとなり、家臣の命を奪ってしまうなど苦悩を深めていた。

 門徒兵をかくまう夏目は、引き渡しを求めた家康軍に矢を射かけるなど裏切りに走る。家康は「なぜじゃ? なぜ、夏目までわしを……」とろうばい。重臣の石川数正(松重豊)は「殿は夏目殿を軽んじておられますから」とあきれる。家康は「軽んじてなどおらぬ!」と反論するが、家康は夏目の名前を「夏目吉次」と言い間違えており、その場にいた家臣全員から「広次」と訂正される始末。

 ギャグっぽい展開に笑いが起きそうだが、実は単純な話ではない。家康は松平昌久(角田晃広)や吉良義昭(矢島健一)ら周囲の領主の相次ぐ裏切りに焦り服部半蔵(山田孝之)を探すが、姿が見えない。やっと現れたと思ったら家康の子どもたちと遊んでおり、家康は「遅い! 忍びであるなら常にその辺におって呼ばれたらさっと現れよ!」と激怒。自分を武士だと思っている半蔵は「何度も申し上げるようですが、俺は忍びでは……」と当惑を隠せない。この“いつも遅い”半蔵の行動もギャグのようで笑えるが、半蔵に対する家康の態度は、毎回その名前を言い間違える夏目への態度と通底しており、自分のことでいっぱいいっぱいで、毎度家臣を“軽んじる”家康の未熟さが象徴的に描かれている。

 ネット上には「離反されても名前間違えられる夏目殿かわいそう」「夏目殿を軽んじてないって家康は言ったけど、名前は覚えていない」「殿が夏目広次の名前を覚えられないのは何かの伏線なのかしら」「家来と敵対した夏目殿の絶望感」「経験不足の家康には想像力や配慮が及ばず、人心が離れるのが結構リアル」などの意見が多数寄せられている。

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