元静岡朝日テレビで現在フリーの森直美アナウンサー（35）が、プロバスケットB3リーグ・ベルテックス静岡のクラブパートナーシップ・エヴァンジェリストに就任することになり、17日、静岡市内で行われた記者会見に出席した。松永康太社長が「森さんは、静岡やスポーツの可能性を客観的に見られる視点がある」とオファーの理由を説明すると、森アナは「静岡に戻って来て、静岡を盛り上げるためにお仕事ができることは、すごく嬉しいです」などと話した。

　森アナは2010年から約10年、静岡朝日テレビに在籍し、『スポーツパラダイス』『とびっきり！しずおか』などのMCを担当。視聴者から「森ちゃん」の愛称で親しまれたが、結婚を機に2020年7月末で退社した。その後は、広島市内に転居し、同年10月7日には第1子の女児を出産している。

　子育てをしながらのアナウンサー活動の中では、広島県内にのみならず、静岡県内でも精力的に活動。その動きをベルテックス静岡から評価された森アナは言った。

「静岡は私が今住んでいる広島と似ていて、いろんなスポーツがあって応援する文化が根付いています。ただ、盛り上がりは広島と比べて少なくて、悔しいし、もったいないとも思います。ですので、私がこういったお役目で人と人を繋げていきたいと思います」

　エヴァンジェリストとは、「伝道者」の意味があり、森アナは月2、3回のペースで静岡入りし、クラブ関係者との営業活動ほか、Youtubeやメディア出演など、広報活動への尽力も期待されている。