ノンスタ石田、東大生の初めて作った漫才に感心「ならではのワードも出てきて面白い」

お笑いタレントの石田明(NON STYLE)が17日、吉本興業東京本部で行われた笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト『漫才ワークショップ』に講師として登場した。当日は16人の現役東大生がワークショップに参加し、ネタ作りに挑戦して漫才を披露。石田は東大生の漫才に感心しきりだった。

東大、学ぶ吉本プロジェクト『漫才ワークショップ』に登場したNON STYLEの石田明【写真:ENCOUNT編集部】
東大、学ぶ吉本プロジェクト『漫才ワークショップ』に登場したNON STYLEの石田明【写真:ENCOUNT編集部】

東大生と吉本のワークショップ

 お笑いタレントの石田明(NON STYLE)が17日、吉本興業東京本部で行われた笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト『漫才ワークショップ』に講師として登場した。当日は16人の現役東大生がワークショップに参加し、ネタ作りに挑戦して漫才を披露。石田は東大生の漫才に感心しきりだった。

 参加者の東大生はそれぞれ、参加者をイジるようなネタや東大あるあるを組み込んだネタ、キャラクターを生かしたネタなどを漫才にして会場の笑いを誘った。石田は「皆さん面白かったです。やっぱりマイクスタンドを挟んで立ってしゃべるということは本来気持ち悪い。でも、自然とできてましたし、声もちゃん届くようにできてました。漫才というものがこれぐらい手軽なものになっていくといいなと思いました」と感想を述べた。

 また、石田は「果たして僕の授業が皆さんの人生に影響するのかわかりませんが、ちょっとでも参考にしてもらえたらいいなと思いつつ授業をさせていただきました。素直に聞いてくださいまして、漫才も楽しんでくれて、これによってコミュニケーション能力が向上したり、プレゼンテーションが有利になったりとかしたらいいなと思います」と参加者たちへの思いを明かした。

 参加した東大生の1人は「初めて漫才を作るという経験をしたんですが、2分というネタ披露の時間でもこんなに作るのが難しいというのを改めて知りました。芸人さんが大変なことをされているのだなということを身にしみて感じました。壇上に立って笑いをとる、良い経験になりました。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べていた。

 イベント終了後、囲み取材に応じた石田は、「さすが東大生だなと感じるところはありましたか」という質問に、「まっすぐな人が多いなという印象ですね。いろんな考えがありすぎて、裏取られそうというイメージが東大生にはあったんですが、意外にまっすぐ捉えるのがうまいから、かしこく処理できるのかなと感じましたね。ネタのワードとかでも、マルチタスクとか出てこないですもんね。東大生ならではのあるあるワードみたいなものが出てきたりして、面白かったです」と答え、感心していた様子だった。

 同イベントは東京大学と吉本興業ホールディングスで立ち上げた「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」の一環。同プロジェクトは、2025年大阪・関西万博、その先の SDGs 目標達成年次の2030年を見据えながら、学術とエンターテインメントの積極的な対話、協働を推進し、持続可能な新しい価値の創出と未来への提言を目指している。

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