俳優の芳根京子が13日、都内で行われた「アサヒ生ビール」（マルエフ）新CM発表会に登場した。当日はともに同CMに出演した俳優でシンガー・ソングライターの松下洸平も登壇し、撮影時のエピソードなどを明かし、「ほっこりまったりしたいときに飲んでいただければ」と同商品をアピールしていた。

　MCからCMに出演した感想を聞かれた芳根は「ずっとマルエフのCMをテレビで拝見していて、すごくきれいな映像でステキなCMだと思っていました。個人的にはビールのCMは大人になったなと実感できるので、出演できてとてもうれしかったです」と喜びの声を上げた。「おつかれ生です」の名フレーズの同CMだが、芳根は「今回のCMが決まってから、両親は『おつかれ生です』って毎日言ってます」とエピソードを明かしていた。

　CMでは芳根が一人飲みを初体験する様子を演技で表現しているが、実際の芳根は何度か一人飲みを経験しているという。「家族で飲むことが日常では多いんですけど、一人で飲むのも好きで、小料理屋さんや焼き肉屋さんにいって飲むことがあります。全然、ふらっと行っちゃいますね」と語り、「人見知りがあるので、お客さんに私から話しかけに行くことはないんですが、お店の人とお話をしながらおすすめのお料理だったり出してもらったりすることはありますね」とさらりと明かしていた。

　一人飲みの経験があまりないという松下が「憧れます。伝授してください」と懇願すると、芳根は「初めてのお店は母を連れて行ったりします。つながりをお店の方と顔見知りになると、1人で行きやすいようになりますね」と回答。松下は「勉強になります」と頭を下げた。加えて、芳根は「あまり数は多くないので開拓したいなと思います」と抱負を述べた。

「アサヒ生ビール」は “まろやかなうまみのある”味わいが特長のビール。1986年（昭和61年）に発売し、翌年の「スーパードライ」のヒットの足掛かりとなったが、当時の生産体制を「スーパードライ」に集中するために、1993年に缶と瓶は終売となった。ただ、飲食店からは愛され続け、樽生のみ継続して販売。パッケージを大きく変えて2021年9月から全国で再発売した。

　新CMは2月13日から全国放映される。