ヒョードル、引退マッチはTKO負け 試合後にホイス・グレイシーと抱擁「こうして終えられて幸せ」

元PRIDEヘビー級王者“氷の皇帝”46歳のエメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)が引退試合として、米格闘技団体「Bellator」の米国カリフォルニア州イングルウッドで行われた「ベラトール290」に出場。ライアン・ベイダー(米国)が持つ王座に挑戦をし1R・2分30秒でTKO負けを喫した。勝利したベイダーは3度目の防衛となった。

エメリヤーエンコ・ヒョードル【写真:Getty Images】
エメリヤーエンコ・ヒョードル【写真:Getty Images】

「RIZIN」榊原信行CEOの姿も

 元PRIDEヘビー級王者“氷の皇帝”46歳のエメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)が引退試合として、米格闘技団体「Bellator」の米国カリフォルニア州イングルウッドで行われた「ベラトール290」に出場。ライアン・ベイダー(米国)が持つ王座に挑戦をし1R・2分30秒でTKO負けを喫した。勝利したベイダーは3度目の防衛となった。

 現Bellator世界ヘビー級王者ベイダーとの引退試合は2019年1月以来の再戦。UFCでも多くの試合をこなしている39歳のベテランだ。

 試合は一方的なものだった。ヒョードルはベイダーのジャブを被弾。大振りのパンチを放つもかわされ、今度はフックを被弾しそのままスリップし、グラウンドに。上から強烈な鉄槌をベイダーに落とされ続けると最後は亀のような状態になり、レフェリーが試合を止めた。ヒョードルの鼻付近はカット。右目は腫れていた。1R・2分30秒でのTKO負けだった。

 試合後、ヒョードルは「一方的に終わってしまった、でも、こうして終えられて幸せ」と話し、ベラトールのマットの上にグローブを置いた。23年のプロ生活にピリオドを打った。

 この日はホイス・グレイシーら日本でもなじみのあるレジェンドファイターたちが観戦。ヒョードルはかつての戦友たちに感謝を述べ、抱擁。「RIZIN」榊原信行CEOの姿もあった。

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