豊川悦司、片岡愛之助に熱烈ラブコール「彦さんの人間性に梅安はひかれています」
俳優の豊川悦司が3日、都内で行われた映画『仕掛人・藤枝梅安』初日舞台あいさつに登場した。当日は、共演者の片岡愛之助、菅野美穂、天海祐希、河毛俊作監督も登壇し、同作をアピールしていた。
映画『仕掛人・藤枝梅安』をアピール
俳優の豊川悦司が3日、都内で行われた映画『仕掛人・藤枝梅安』初日舞台あいさつに登場した。当日は、共演者の片岡愛之助、菅野美穂、天海祐希、河毛俊作監督も登壇し、同作をアピールしていた。
同作は生誕100年を迎える池波正太郎の原作小説の映画化。豊川が表の顔は腕のいい鍼医だが、裏では悪人をあの世に送る仕掛人の梅安役を務める。梅安の相棒・彦次郎役には愛之助が担当する。
MCが「どういうふうに梅安という人物を作り上げていったのでしょうか」と役作りについて聞くと、豊川は「いつもそうですが、梅安に限らず与えられた役がどういう痛みを抱えているのか、どういう心情を隠しているのかということをどういうふうにアプローチしていくか、どういうふうにして皆さんにお伝えしていくか考えています。梅安は彼自身のいろんな迷いの中で正解を見いだせず、それでも日々過ごしていく。そういう意味ではとても現代的な男で、僕らと何ら変わることのない一人の中年男です。そういう話というよりは、この映画が楽しめると思うので、素直にこの世界に入っていただくことが、僕らが一番喜びになると思います」と語った。
今回、豊川は愛之助と初共演。豊川の熱烈なラブコールによって愛之助の配役が決まったという。豊川は「僕の中では愛之助さんしかいなくて、実現してくれてうれしいです」とボソリ。愛之助は「豊川さんはイメージ通りですごく優しくて、ほっとするような方でした」と評していた。
また、MCから梅安と彦次郎の関係について聞かれた豊川は「ボーイズラブではないんですが、どこか似たもの同士というか、そういう匂いを嗅ぎつけている。同じ仕掛け人という仕事というのもあるんでしょうけど、彦さんの人間性に梅安は引かれています。僕の中では何もない砂漠にぽつんと2人の男が座ってしゃべっている感じがあるのが好きですね」と答えていた。
最後に豊川は「最初のシーンからこの世界に入っていけると思います。江戸なのか東京なのか京なのか京都なのか時代劇なのか。梅安の世界観を楽しんでいただければと思います」と同作をアピールしていた。
同作は2部作で制作。2月3日に1作目、4月7日に2作目が公開される。