圧巻のジブリ飯「オーム焼きそば」が大反響 「奥さん怒ってる?」“攻撃色”にあらぬ誤解も

映画「ハウルの動く城」でハウルの弟子のマルクルがほお張る「厚切りベーコンと目玉焼き」、映画「天空の城ラピュタ」でパズーとシータが、食パンの上に半分ずつにした目玉焼き乗せて食べた「ラピュタトースト」など、1度は食べてみたい“ジブリ飯”。子どもから大人まで憧れる逸品を、愛する妻に作ってもらった男性がSNSに投稿した写真が18.7万回もの「いいね」を集めた。映画「風の谷のナウシカ」に登場する虫のような巨大生物「王蟲(オーム)」を模した焼きそばを見たユーザーは、ユニークな視点を持つ妻を「天才!」と絶賛したが、その「目」が怒りを表す「赤色」だったことから、夫婦関係を心配する声も。真相について投稿したしゃくさん(@shakunone)に聞いた。

怒りで暴走しているオームの姿をイメージ。奥さんお手製のジブリ飯【写真:しゃくさん(@shakunone)提供】
怒りで暴走しているオームの姿をイメージ。奥さんお手製のジブリ飯【写真:しゃくさん(@shakunone)提供】

「天才!」「奥様のセンスが素晴らしい」など反響多数

 映画「ハウルの動く城」でハウルの弟子のマルクルがほお張る「厚切りベーコンと目玉焼き」、映画「天空の城ラピュタ」でパズーとシータが、食パンの上に半分ずつにした目玉焼き乗せて食べた「ラピュタトースト」など、1度は食べてみたい“ジブリ飯”。子どもから大人まで憧れる逸品を、愛する妻に作ってもらった男性がSNSに投稿した写真が18.7万回もの「いいね」を集めた。映画「風の谷のナウシカ」に登場する虫のような巨大生物「王蟲(オーム)」を模した焼きそばを見たユーザーは、ユニークな視点を持つ妻を「天才!」と絶賛したが、その「目」が怒りを表す「赤色」だったことから、夫婦関係を心配する声も。真相について投稿したしゃくさん(@shakunone)に聞いた。

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 岡山県にある縫製工場「笏本縫製」で3代目を務めるしゃくさん。純国産のハンドメイドにこだわったネクタイは締めやすいと愛好者も多い。夫婦そろってジブリが大好きと言い、ある日「ジブリ飯って、めっちゃおいしそうだよね」と妻に話しかけると、後日思わぬジブリ飯が食卓に並んだという。

 皿に乗せられていたのは、薄焼き卵で巻いた焼きそば。しかし、その姿はどこから見ても、映画「風の谷のナウシカ」の中に登場する腐海で暮らすオームだった。触手部分を焼きそば。甲羅はペースト状にしたほうれん草を練り込んだ薄焼き卵。目はプチトマトと、見慣れている食材を巧妙に使った一皿。驚いたしゃくさんは、この衝撃をジブリファンと共有したいと、撮影した写真を「想像してたんとちょっと違うのが完成して震えた」というメッセージと共に投稿。ツイートを見た人からは「天才!」、「奥様のセンスが素晴らしい。他人事ながらうらやましい関係ですね。きっと良い夫婦関係なのでしょう」などの反応が寄せられた。

「風の谷のナウシカ」が大好きという奥さん。いつか作りたいという思いを温めていたそう。奥さんは「甲羅の色や、形の再現度、触覚のリアリティにこだわりました。こだわり始めると時間がかかるので、料理は冷めてしまいますね(笑)」と制作について振り返っている。

 オウムの目が怒りや興奮状態を示す「赤色」だったことから、「赤い目のオーム=攻撃色=妻の怒り」と連想し、心配するリプライをもらったというしゃくさん。これには「オームの目の赤さほど怒ってはおりませんし、仲は良いです」と説明。妻も「全然怒っていません(笑)。ご心配なされませんようお願いいたします」と思わぬことに苦笑いしている。

 愛情たっぷりのジブリ飯は、二人でペロッと完食したそう。しゃくさんは「家庭の中で楽しんでいるものに共感をいただけて、うれしく思っています。『私も作ったことがあります』と画像を送ってくれた方もいて、見ていて楽しかったです」とコメント。大反響に応えたいと、「次は、ナウシカに登場する、『巨神兵の煮込みハンバーグ』に挑戦したい」と意気込んでいるという。

次のページへ (2/2) 【写真】バズリまくったジブリ飯の最新作「幸せ行の猫バスケーキ」
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