中谷美紀、米大使館での面接内容を明かす「特殊技能は何?」「代表的な作品を教えて」
俳優の中谷美紀が10日、ビザ取得のためにアメリカ大使館を訪れ、面接を行ったことを自身のインスタグラムで明かした。
舞台出演で滞在するためのビザ取得へ
俳優の中谷美紀が10日、ビザ取得のためにアメリカ大使館を訪れ、面接を行ったことを自身のインスタグラムで明かした。
中谷は「再び日本に戻って参りまして、本日はアメリカ大使館へ、ビザ取得のための面接に訪れました」と報告。「ニューヨークにおける『猟銃』公演にて、舞台に立つために、特殊技能を有する者に与えられる『O1-B』の申請です」と舞台出演で滞在するためのビザを取得するようだ。
続けて、「面接の予約を取るための事前のオンライン申請では、おどろおどろしい質問が列挙されていました。『逮捕歴はありますか?』『テロに関わっていますか?』『売春に関わっていますか?』『スパイ行為を働くつもりですか?』『犯罪行為を犯すつもりですか?』虐殺に携わったことがありますか?』『拷問に関与したことがありますか?』『少年兵の雇用に関与したことがたりますか?』などなど…」と列挙。
「もちろん全てNOと回答しましたが、これらに該当する御仁は、正直に申告するようなお馬鹿さんではないでしょう…」と記した。
その後、大使館でのやり取りも紹介。
「ひとつ目の関所は、何の目的で訪れたのか、予約の名前との照合を。二つ目は、iphone などの電子機器類を籠に取り出します。三つ目の関所にて、荷物をX-Ray検査に通し、マスクとハットを外して顔確認をしたところで、『2011年にパルコ劇場で『猟銃』を観ました。素晴らしかったです』と、警備の方がおっしゃいました。まさかアメリカ大使館で「猟銃」の初演をご覧くださった方とお目にかかるとは思わず、幸先の良いスタートとなりました。『Thiloさんはお元気ですか?わたしは、ウィーンフィルの大ファンなので』ともおっしゃり、私共夫婦揃って応援してくださっているようで、ありがたい限りです。四つ目は、持参した提出物の確認を。五つ目は、申請書類と登録データの照会があり、面接は英語で行われることを、こちらで告げられました。六つ目で全指の指紋をスキャンしました」
そして、ついに面接。無事にビザの許可が下りるまでの流れも明かした。
「どちらかお部屋に通される訳でもなく、指紋スキャンのすぐお隣の窓口にて、立ったままアクリル板越しの面接です。『あなたの特殊技能は何ですか?』『今回は俳優として、舞台に立ちます』『では舞台役者なのですね?』『舞台だけにとどまらず、映画やドラマにも携わっています』『代表的な作品を教えてください』『アメリカでもご覧いただけるものでしたら、『リング』、あとは、キーラ・ナイトレーさんがご出演の『シルク』にて、今回お世話になる演出家のフランソワ・ジラールさんとご一緒させていただきました』『あなたの経歴はビザ取得に値するようですね。問題ありません。一週間ほどでビザが発行されるでしょう』どうやらテロリストやスパイ、売春婦だとは思われなかったようです。まるで、新幹線のチケットをみどりの窓口で購入するような迅速さで面接は終了し、ほっと胸を撫で下ろしました」
そして、「渡米に向けて、『猟銃』の台本と睨めっこする毎日です」とつづった。