INI、武道館で初アリーナツアーを完走 感涙のメンバー「世界に行きたい」と決意

11人組グローバルボーイズグループ・INI(アイエヌアイ)が8日、東京・北の丸公園の日本武道館で初のアリーナツアー『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』の最終公演を飾った。

『Do What You Like』を披露するINIのメンバー【写真:(C)LAPONE Entertainment】
『Do What You Like』を披露するINIのメンバー【写真:(C)LAPONE Entertainment】

4都市5会場全13公演で12万人を動員

 11人組グローバルボーイズグループ・INI(アイエヌアイ)が8日、東京・北の丸公園の日本武道館で初のアリーナツアー『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』の最終公演を飾った。

 真っ赤な照明がきらめく中、舞い散る火の粉の裏から全身黒の衣装で登場したメンバーは2021 年11月3日発売のデビュー曲『Rocketeer』をエネルギッシュなダンスとともに披露。続けてド迫力な『Cardio』『BOMBARDA』をたたみけ冒頭からファンを圧倒した。特撮フィルムの後は、軽やかなカラーの衣装に着替えて『Do What You Like』『KILLING PART』などポップなナンバーを披露。『AMAZE ME』では今年の干支(えと)にちなんでメンバーがウサギのようにピョンピョン飛び跳ねてファンを笑わせた。

 この日の夜公演はオリコン週間アルバムランキング1位を獲得した1ST アルバム『Awakening』の収録曲を中心に展開。疲れた時は無理をしないよう呼びかける優しい楽曲『Runaway』ではファンがメンバーに愛を伝える「たくさんの幸せをありがとう」「これからも一緒に歩もう」といった日本語や韓国語の文字が上空に浮かぶUFOの中に次々と吸い込まれていく感動的なシーンが見られた。この他にもセットのスクリーンにはクリスマスツリー、点滅するデジタルコード、隕石が浮かぶ宇宙空間、炎に包まれるビル群、観覧車と気球などが映し出されるなど多彩な演出が施された。

 秘密作戦を描いたアクション映像が終わると、重低音が鳴り響く『Password』『CALL 119』をパワフルに熱唱しファンを熱狂させた。アンコールのあいさつでリーダーの木村柾哉は「『ありがとうざいます』しかありません。何よりもぼくたちをステージに立たせてくれるMINI(ファンの総称)の皆さん、本当にありがとうございます。冬だし寒いし大変な情勢の中だし、重い荷物持って来てくれる、命かけてここまで来てくれたのが本当に伝わります。INIは老若男女関係なく愛されるグループになると信じて頑張って来ました。また、MINIの皆さんに会える日を楽しみにしています。大切な時間をありがとうございました」と涙ぐみながら深々と頭を下げた。

 また、西洸人は「振り返ると、いろんなことがあって…。みんな覚悟してINIやってます。オーディションからめちゃしんどかったけど、オレ本当にやってよかったと思う。本気で世界に行きたい」と涙を浮かべて決意。中国出身の許豊凡も「数年前に知り合いゼロ、家族ゼロで異国の日本に来ました。今日は武道館という素敵な舞台に立てました。皆さん1人ひとりに感謝します」と目を潤ませた。同公演は約3時間にわたって全22曲が披露された。

 INIは韓国発のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』に応募し2021年6月13日の最終回で選考されたメンバーで結成された。韓国のCJ ENMと吉本興業が共同運営するLAPONEエンタテインメントに所属している。今回の初ツアーは12月17日の愛知公演を皮切りに東京、大阪、福岡の4都市5会場で開催し全13公演で12万人を動員した。12月25日に開催した東京・有明アリーナ公演を収録したブルーレイ&DVDが4月19日に発売される。

次のページへ (2/2) 【写真】貴重ショット。武道館公演終了後に撮影されたINIメンバー
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