【RIZIN】キム・スーチョル、強豪アーチュレッタと大激戦 わずかに及ばずも会場拍手

対抗戦の次鋒戦では、RIZIN代表の元ONE世界バンタム級王者のキム・スーチョル(韓国)が元Bellator世界バンタム級王者のフアン・アーチュレッタ(米国)に1-2の判定負けを喫した。

フアン・アーチュレッタ(左)とハグするキム・スーチョル【写真:山口比佐夫】
フアン・アーチュレッタ(左)とハグするキム・スーチョル【写真:山口比佐夫】

15分間、スタミナが切れなかった両者

格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.40」(2022年12月31日、さいたまスーパーアリーナ、ABEMA PPVで全試合を完全生中継)MMAルール(61キロ、5分×3R)

 対抗戦の次鋒戦では、RIZIN代表の元ONE世界バンタム級王者のキム・スーチョル(韓国)が元Bellator世界バンタム級王者のフアン・アーチュレッタ(米国)に1-2の判定負けを喫した。

 1R、開始早々投げ飛ばされるスーチョル。前に前に打撃で攻めてくるアーチュレッタに攻めあぐねるもカウンターでギロチンチョークに入るテクニックも見せた。

 2R、カウンタータックルに入られ何度もテイクダウンを許す。“ゾンビ”とも呼ばれるスーチョルはこの苦境から何度も立ち上がる。残り1分ころには強烈なカーフキックをヒットさせ、ぐらつかせた。

 3R、ゴングがなるとお互いにハグからスタート。全く動きが鈍らない両者。まさに前日計量で口にした通りまさに“地獄”の死闘だ。アーチュレッタの打撃をもらっても倒れないスーチョルに、スーチョルのさまざまなチョークから何度もエスケープするアーチュレッタという戦いだった。判定は割れたが、アーチュレッタの手が上がった。強豪を相手に一歩も引かないスーチョルの姿に会場からは拍手が送られた。

 スーチョルは「RIZIN.38」で扇久保博正と対戦。扇久保にギロチンチョークで絞め上げられるピンチはあったものの3Rの壮絶な打ち合いを制し判定勝ちを収め、今回の対抗戦の次鋒として抜てきされた。

 対するアーチュレッタは26勝4敗の実績を持つファイター。現在、Bellator世界バンタム級ランキング3位にランクイン。計量ではバキバキに仕上がったボディーを披露し、会場からは歓声が上がっていた。

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