青木真也を独占直撃 自粛マット界に喝「今、格闘技をやらなくてどうするんだって!」

異例の無観客試合だった(C)RoadtoONE 実行委員会
異例の無観客試合だった(C)RoadtoONE 実行委員会

「この状況をいかに楽しめるか」

――最近のマット界の動きとしては、4月15日に新日本プロレスら7団体が馳浩衆議院議員に対し、「休業補償」を求めた会見を行いました。

青木「あれね。その話を聞いた時、2つ思ったことがあったんですよ。いろんな考え方があっていいとは思うし、でなかったら面白くないとも思っています。ただ、僕らがやっているのは“芸事”の世界なんですよ。“芸事”っていうのは突っ張ってやる仕事。体制の反対側にいてこそ存在証明がある。確かに世間的なものになったという意味では、より認知されたとも言えるけど、少なくとも僕は覚めましたよ。世間様の常識に順応しようとしたら、それこそ役割が違ってしまうじゃないですか。それが1つです」

――もう1つは?

青木「そうやって(プロレス7団体が)あり得ないことを起こしてしまうんだから、本当にピンチなんだなあって。そういう意味ではショックでしたけどね」

――安倍総理が「第三次世界大戦」とまで言うくらいですからね。

青木「だけど、例えば(元リクルートの)田端信太郎氏がTwitterで(4月15日に)『イヌが人間を噛んでもニュースにならないが、人間がイヌを噛んだらニュースになる。コロナで1日に100人死んだらニュースになるけど、コロナ関係なく、もともと肺炎で1日に300人弱の人が日本では死んでいる。しかし、それは当たり前の日常なのでニュースにはならない。』ってツイートしていて」

――珍しいからニュースになると。

青木「そうです。しかも田端氏は『2019年の日本の死亡数は137万人。1日に約3800人。コロナが全く無関係に、日本だけで1時間に158人、1分に2.6人。24秒に1人は人間は死んでいる』って。だからコロナだけ異常に取り上げるのはどうなんだろうって思いますけどね」

――騒ぎすぎな面がある?

青木「集団ヒステリーですよ。(3・11の後にあった)原発の時と一緒ですよね。ハッキリ言うけど、頭が悪いしバカみたい。少なくとも僕は冷ややかに見ています。完全に同調圧力の世界だし。僕は『自粛』とか言われれば言われるほど、僕には関係ないなって思うほうだから。とやかく言うなら関わらないでくれって。こっちは覚悟が決まっているんだから」

――「いつ死んだっていいんだよ」ですもんね。

青木「ええ。しかも、もしコロナにかかっても100%死ぬわけじゃないんですよ。だったら、むしろこの状況をいかに楽しめるか。そっちに針を振ったほうが、人生楽しくないですか?」

――そういう考え方もアリだとは思います。

青木「僕なんて毎日ワクワクして楽しくてしょうがない。そういう意味では完全にコロナーズハイになっていますね(笑)」

――コロナーズハイ!

青木「だけどこれって僕だけじゃなくて、論客の方でも割と楽しんでいる人がいますもんね。さっきの田端氏もそうだし、ターザン山本!さんなんて今とくに肩書きがあるわけじゃないのに、言いたいことを言って、70歳を越えてもコロナなんて全くへっちゃら。見事に世間との逆張り人生を謳歌している。そこにそれなりに支持者もいて。あれは凄いですよ」

――「週刊プロレス」の編集長を辞めたのが24年前の1996年ですからね。

青木「あれを見習うわけじゃないけど、マット界は今こそやれよって!」

――今こそ、こっちの世界の出番だと。

青木「今、格闘技をやらなくてどうするんだって! だから、いつの間にかマット界が完全にスポーツやアスリートの世界になっちゃったんですよね」

――“芸事”の世界ではなくなった?

青木「そうは思いたくないけど、実際、そういう面が大きくなってきたのは事実だと思う。本来はいかにメッセージを届けるかがこっちの世界に棲む人間の役割だったはずなのに、ほとんどの人間にメッセージがないことがバレましたよ」

――確かに、こんな状況でも気を吐いているのは青木真也だけかもしれない。

青木「みんな正論でカッコいいことを言ってきたけど、結局、運動能力が少し得意だっただけ。だけどメッセージのないヤツなんて、とくにこっちの世界ではなんの価値もない(キッパリ)」

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