格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.40」（2022年12月31日、さいたまスーパーアリーナ、ABEMA PPVで全試合を完全生中継）RIZINスタンディングバウト特別ルール

　平本蓮（剛毅會）の、対戦相手「X」は“日本ムエタイ界の至宝”梅野源治。試合は平本が2R終盤にカウンターの左フックでダウンを奪ったが、時間切れでドローとなった。試合終了後には前RIZINフェザー級王者・斎藤裕との次戦も発表された。

　試合後の会見では「次の試合をまずは発表して、喜ばすサプライズができたんじゃないかと。春の試合を楽しみにしてくださいという感じです」と笑顔で振り返った。

　急遽、対戦が決まった「X」梅野については「今日の試合は梅野選手が受けてくれたことで実現したので、感謝の気持ちでいっぱいです」と体重差があるにも関わらず、試合を受けた梅野への称賛を送った。

　さらに「梅野選手はムエタイの凄い人。映像で対策しようと思ったら、蹴りと肘しか使ってなくて、何のパンチを持っているのかわからなかった。ボクシングとなると、自分のほうがアドバンテージがある。パンチが得意な選手なので、皇治と違って受けてくれて漢だったなと」と振り返りながら笑った。

　またこの日、マニー・パッキャオ（フィリピン）のRIZIN参戦が電撃決定。日本人の挑戦を募っていることから、ネット上では平本との対戦を希望する声も上がった。これについては、「パッキャオとやるとなったときに、チャンピオンになっていたらやりたい。そうじゃなければやりたくないなと。今は何物でもない。パッキャオとかの試合はタイミングもある」と答えた。

　斎藤戦の後に見据えるのは、RIZINフェザー級王者クレベル・コイケ。「どこかでクレベルを倒したい。オレしかいないと思う」と豪語し、“因縁”の朝倉未来については「先にチャンピオンになって、向こうがやりたいならやらせてあげようと。その時はお金はよろしくお願いしますと」と上から目線だった。