世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット101」が30日、東京ビッグサイトで開催された。天気にも恵まれ多くの来場者が訪れるなか、会場を華やかに彩るコスプレイヤーたちも気合十分。十人十色なコスプレの下の素顔に迫った。

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　思わず足を止めてしまうのは、記憶に新しいワールドカップ（W杯）カタール大会でのビデオ判定のワンシーン。SirCryさんとマニさんの2人組は、毎回時事ネタを絡めたネタコスプレを引っ提げてコミケに臨むベテラン勢だ。大きな話題を呼んだ“三笘の1ミリ”を再現するが、W杯ネタは日本勢の大躍進前から決めていたという。

「開幕戦の翌日には、今大会から導入された『半自動オフサイドテクノロジー』で行こうと決めてました。やっぱりW杯ネタはみんな知ってるのでウケがいい。4年前は『痛がってファールをもらおうとするネイマールと川島』をやりましたね」

　これまでには「大手サークルの打ち上げ焼肉盛り合わせ」、「ファミチキへの怒り」など、さまざまなネタコスプレを披露。2人そろって印象に残っているのが、数年前に行った「桜を見る会」のコスプレだ。

「2人でただ桜の木のコスプレをして、ギャラリーも含めて『桜を見る会』が完成するという作品です。今はもうセンシティブ過ぎてできないけど、毒はありつつ不謹慎にならないギリギリ、笑える範囲のブラックネタを心がけてます。あとは時事ネタのタイミング。やっぱり鮮度が命ですね」

　この日披露したのは“三笘の1ミリ”と“幻の準々決勝ブラジル戦”の2ネタだが、明日31日も参加予定で、また別の試合のネタも用意しているという。飽くなき探求心でこの先もクスッと笑えるネタを提供していく。