南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代（43）が8日未明、TBSラジオ「JUNK　山里亮太の不毛な議論」（水曜、深夜1時）に出演し、俳優の佐藤達（とおる＝47）と婚約したことを発表した。舞台共演をきっかけに、自らアプローチし、今年3月から交際を開始。近々、婚姻届けを提出するという。山里は全く知らされておらず、「えっ、結婚すんの。うっそー」と激しく動揺していた。番組終盤には、佐藤もサプライズ出演。この日、しずちゃんの自宅で、紙芝居でプロポーズしたことを明かした。

25歳人気女優のクルマ愛…免許はマニュアル取得、愛車はSUV（JAF Mate Onlineへ）

　放送開始から1時間が過ぎた頃、リスナーからの質問を募る流れで、しずちゃんは唐突に結婚を発表した。

「私から発表します。結婚するしずちゃんへの質問募集しま～す。はい、ということで、結婚することになった私しずちゃんへ、みなさんからの質問を募集します。不毛リスナーだから特別に何でも答えちゃうぞ。気軽に質問送ってね～」

　山里は何も聞いていなかったようで、「何それ。えっ？　えっ？　結婚すんの？」「出し方違うくない？　えっ？　いや、人多いなと思ったんだよ。マジで。うっそー。何で」と激しく動揺した。

　お相手の佐藤とは、舞台で共演。自らアプローチし、今年3月から交際を開始したといい、「今まで追いかけて、初めて振り向いてくれた人」だという。好きになったポイントは、「お芝居がすごい」「優しいところ」「不器用」「ゆっくりしゃべる」「部屋が汚い」「一緒にいて安心する」ことなどを挙げた。

　番組終盤には、しずちゃんが「今日、1人来てまして」と促し、佐藤本人がスタジオに登場。山里が再び動揺する中、佐藤は「初めまして。この度、しずちゃんと結婚させていただきます佐藤達と言います。もう、バクバクです」と挨拶した。

　しずちゃんが事前に話していた通り、佐藤はゆっくりとしたしゃべり方で、山里が「うちのおしずが、ご迷惑をおかけしていないですか」と聞くと、「よくしていただいています」と返答。「しずちゃんのアタックに観念したんですね」と振られると、「観念した時にはこっちが好きになっていました」と照れくさそうに返し、スタジオを沸かせた。

　続けて「好きなポイントは？」と聞かれると、独特な表現をした。

「僕がうまくいかない時でも、近くで『ニカッ』と笑ってくれるところです。温かいお茶が出てきた感じになりますし、『ごめん、ありがとう』と気持ちになります」

　その思いを初めて聞いたしずちゃんは、うれしそうに「そうなんや」とつぶやいた。

　相方の伴侶となる佐藤に興味が止まらない山里は、プロポーズについても質問。ただ、正式なものがなかったことから、佐藤はこの日、しずちゃんの自宅に足を運び、紙芝居付きでプロポーズ。その様子をしずちゃんが明かした。

「達さんは紙芝居（芸）をする人なんですが、私のためだけの紙芝居を作ってくれました。それをめくりながら、出会いから（佐藤の）気持ちを描いた紙芝居をしてくれました」

　そんな仲睦まじい2人について、山里は「同じ空気、同じ時計の感じがする。納まりがいい」と表現し、佐藤は「（しずちゃん）のんびりと穏やかに過ごせていけたらと思います」と結婚生活をイメージ。その後、夫婦となる2人から、山里に婚姻届に証人としての署名を依頼し、山里は「うわーっ、こんな日が来ると思った？」と言いながら署名と捺印をした。

□山崎静代（やまさき・しずよ）　1979年（昭54）2月4日、大阪府生まれ。学生時代はモーニング娘。など数々のオーディションに落ち、2003年に山里亮太と南海キャンディーズを結成。ボケを担当している。04年には、「M-1グランプリ」準優勝。映画「フラガール」、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」に出演するなど、女優としても活動。愛称は「しずちゃん」。

□佐藤達（さとう・とおる）1974年（昭49）12月31日、秋田県生まれ。2003年より長谷基弘主宰「劇団桃唄309」に参加。紙芝居詩人としても活動し、09年には初のソロライブを開催。16年に映画「教科書にないッ！」「教科書にないッ！2」に出演。特技はスキー、卓球、雪かき。YouTubeチャンネル「俳優　佐藤達の紙芝居（かみしばい）」を配信中。178センチ。