俳優の和田正人が3日、都内で行われた映画「海岸通りのネコミミ探偵」公開記念舞台あいさつに出席した。出演した作品で使われたフローリングシートをはぎとり、自宅に持ち帰ったことを紹介して共演者らを驚かせた。

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　フローリングをはぎとったのは本作のセットではなく、過去に出演した別作品のセットから。和田は「そのときセットで貼ってあったフローリングシートを全部はぎとって、家に持って帰った。いま、自宅の床はそれ。わざわざハイエースを借りて行きましたよ」と話すと、星野真里は「そのエピソードにびっくり。スタジオのものをもらおうと考えることもすごいし、自分で貼るのもすごい」と目を丸くした。

　江ノ島・湘南を舞台に、人生何もかもうまくいかない青年・猫塚照が、ひょんなことからペット探偵見習いとなり、心に傷を持つ少年・裕太との交流を通して再起する物語。ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンで海堂薫、ミュージカル「刀剣乱舞」の大倶利伽羅などを演じた牧島輝が、初の映画主演を務めている。

　ペット探偵の猿渡に扮した和田だったが「ペット探偵は創作の職業かと思っていた」と告白。「現場に怪しげなおじさんがいて『ペット探偵が本職の人です』って紹介されたときに本当にいるんだってなりました」といい、「まだ数少ない職業らしくて。こんな職業があって驚いたけど、同時にいろんな人にペット探偵の存在を知ってもらいたいと感じました」と語った。