桐谷健太、藤井道人監督作で連ドラ単独初主演「民放でやっていいのってくらい攻めてます」

俳優の桐谷健太が、2023年1月期木曜深夜のカンテレローカルドラマ「インフォーマ」(深夜0時25分)で、連続ドラマ単独初主演を果たすことが29日、分かった。また、7人組ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバー・佐野玲於の出演が決定。本作は動画配信サービスNetflixで全世界配信される。

ドラマ「インフォーマ」に出演する桐谷健太(左)と佐野玲於
ドラマ「インフォーマ」に出演する桐谷健太(左)と佐野玲於

2023年1月期木曜深夜ドラマ「インフォーマ」 Netflixで全世界配信

 俳優の桐谷健太が、2023年1月期木曜深夜のカンテレローカルドラマ「インフォーマ」(深夜0時25分)で、連続ドラマ単独初主演を果たすことが29日、分かった。また、7人組ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバー・佐野玲於の出演が決定。本作は動画配信サービスNetflixで全世界配信される。

 本作は、裏社会・政治・芸能など、あらゆる情報に精通する“インフォーマ”木原慶次郎(桐谷)と週刊誌「タイムズ」記者の三島寛治(佐野)が警察・ヤクザ・裏社会の住人たちを巻き込み謎の連続殺人事件を追うクライムサスペンス。

 桐谷が演じるのは、あらゆるジャンルに精通する情報屋の中でも、都市伝説ともいわれるカリスマ的存在“インフォーマ”木原慶次郎。元二代目西宮(しゃぐう)会若頭補佐で、警察・裏社会の住人たちにも顔が広く、人知れず情報やメディアを操り、葬り、裏社会を動かす。

 佐野が演じるのは、中堅出版社の実話系週刊誌「タイムズ」記者・三島寛治。熱い思いを持って入社したものの、今では本意ではない不倫ネタなどを追いかける日々。ある日、取材できるチャンスと思い木原の運転手を引き受けるが、半ば巻き込まれるかたちで共に連続殺人事件の犯人を追うことになる。

 原作は、事件から政治や芸能、裏社会まで幅広いフィールドを題材に執筆活動を続ける沖田臥竜氏の書き下ろし小説で、同氏が監修も務める。監督は映画「新聞記者」で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、映画「余命10年」など次々に話題作を生みつづける藤井道人。

 映画「ヤクザと家族 The Family」に続き、2人が強力タッグを組む本作は、都市伝説的存在と思われながらも世の中に実在する“情報屋”と裏社会を、圧倒的リアリティーで、力強くスタイリッシュかつエモーショナルに描く。

 主演の桐谷は「このドラマ攻めてます。本当に民放でやっていいのってくらい攻めてます。見て欲しいです。超勢いがあると思います。見てズキュンとしてほしいです。あなたに見て欲しいです。俺は見ます。ありがとう」とアピールした。

藤井監督「沖田さんの切れ味のある素敵な原作」

 佐野は本作について、「ここまで攻めたドラマ作品は近年なかなか無かったのではないかと感じています。それ程までに予想を遥かに上回る規模の現場で、自分にはもったいないほどの刺激的な日々でした。藤井道人監督の作品に参加させていただくのは二度目となる今回でしたが、より一層、藤井監督の作品の虜になりました」と絶賛した。

 また、主人公のバディ役を演じるあたり、「桐谷健太さんと共にタッグを組ませていただくこととなり、たくさんの貴重な経験をさせていただきました。健太さんの近くに居させていただき表現に対する真摯(しんし)な姿勢や撮影現場でのコミュニケーション一つにしても良い撮影環境やチームワークができたのも健太さんの存在がとても大きかったです。僕自身多大なる影響を健太さんの姿からいただきました。豪華すぎるキャストの皆様しかり作品を支えるスタッフの皆様のプロフェッショナルな現場での働きにとにかく助けていただきまました。とにかくこのドラマを1人でも多くのたくさんの方々に見ていただきたいと心から願っています」と感謝した。

 原作・監修の沖田氏は「世の中に情報屋という職業は存在しない。それだけでメシを食べているという意味においてだ。だが誰しもが大抵、情報屋という言葉を聞いたことがあって、情報屋と耳にすればどこか胡散臭く、どこか闇に潜んでコソコソと生息しているようなイメージを持つのではないだろうか。そうした概念をぶち壊すところから、私の書く作業は始まった。主人公は情報屋を生業にしているくせに、厚かまし過ぎるほど堂々と生きている。ソーシャルメディアが錯乱し、コンプライアンスが叫ばれ、随分と窮屈な世の中になってきたが、それでも己の我を通して、堂々と世の中の中心で存在している。いや、自らの手で世間のど真ん中で立ち続けているのだ。そして触れる者みな、気がついたときには情報屋。インフォーマに染めてしまうのである。それも本人すらも気づかないうちにだ」と本作を説明。

 続けて、「情報屋を題材に現実的リアルを取り入れながら書いていくと決まったとき、ださいタイトルだけはさけたかった。それでたどりついたのが『インフォーマ』というタイトルである。登場人物ひとりひとりの名前には、思い入れがあって、言葉ひとことひとことに個性をこめて書いていくわけだが、私がそうして考えたセリフを俳優部のキャストの人たちが声に出し、聞かせてくれるのである。地味な仕事の書き手にとって、これほどの晴れ舞台はあるだろうか。熱い夏だった。2022年夏、インフォーマの撮影現場は熱い夏だった。私はその日本で一番熱い夏の中にいた。何年経(た)ってもこの夏を忘れることはないだろう。スタッフ、キャスト、携わってくれた全ての人たちのお陰でインフォーマという作品を作り上げることができた。世の中には、誰もが知らない世界が確かに存在している。ドラマ、そして小説を通して、その一端を感じていただければ幸いです。そして、インフォーマはまた私の地元、尼崎から始まるのであった」とメッセージを送った。

 監督の藤井は、「今、私たちが生きている時代は情報に溢(あふ)れていて『何が真実なのか』がどんどんと分かりづらくなっていると思います。そして、情報は隠されていればいるほど人はそれを知りたくなります。しかし、もしその情報を自由自在に操れる人間がいるとしたら……。そのアイディアを基軸として『インフォーマ』は生まれました。沖田さんの切れ味のある素敵(すてき)な原作を、桐谷健太さん、佐野玲於さんはじめ素晴らしいキャストスタッフで作り上げられたことを心から感謝しています。誰にも知らない世界がある。何が起きるか、毎週楽しみにしていてください」と呼びかけた。

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