曽我部恵一が「アイムクレイジー」で映画初出演したワケ…即答で「やりますよ」

「サニーデイ・サービス」「曽我部恵一BAND」のボーカル、ギターとして知られるシンガーソングライターの曽我部恵一(47)が、映画「アイムクレイジー」(工藤将亮監督、8月24日公開)で映画初出演を果たした。同作は行定勲監督の「つやのよる」(2013)を始め、熊本を舞台にした「うつくしいひと」(2016~)シリーズでチーフ助監督を務めた工藤監督のデビュー作だ。

曽我部恵一、工藤将亮監督、古舘佑太郎(左から)
曽我部恵一、工藤将亮監督、古舘佑太郎(左から)

曽我部恵一インタビュー 工藤将亮監督が大ファン…代表曲「天使」へのオマージュも

「サニーデイ・サービス」「曽我部恵一BAND」のボーカル、ギターとして知られるシンガーソングライターの曽我部恵一(47)が、映画「アイムクレイジー」(工藤将亮監督、8月24日公開)で映画初出演を果たした。同作は行定勲監督の「つやのよる」(2013)を始め、熊本を舞台にした「うつくしいひと」(2016~)シリーズでチーフ助監督を務めた工藤監督のデビュー作だ。くだらない曲ばかりが売れる世の中に嫌気がさし、今夜がラストライブと決めた青年ミュージシャン(古舘佑太郎)の物語。バイト先の店長役で出演することになった。

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――工藤監督が曽我部さんの大ファンだったことから、出演をオファーしたと伺いましたが、オファーを受けた時はいかがでしたか?

「内容を見せてもらって、『やりますよ』と即答でした。映画はずっと好きだったけども、自分が出るというのは考えたこともなかった。なんでも、やったことないものは、やってみようっていう気持ちがあるんです」

――どんな映画が好きなんですか?

「エンターテイメントが好きですね。『アベンジャーズ』とか韓国映画も好きですね。見てよかったな、また今日も頑張ろうと思えるような映画が好きなんですよ。音楽映画だったら、『さらば青春の光』(1979/フランク・ロッダム監督)が好きです」

「アイムクレイジー」(C)2019 ザフール&スタッフ
「アイムクレイジー」(C)2019 ザフール&スタッフ

――工藤監督の演出はいかがでしたか?

「カメラマンの福本淳さんとは、いい意味でバチバチやっていました。皆さん、『俺はこうしたい』というのがあって、熱いなぁ、大事に作っていくんだなぁと思いました。監督はオレに対しては演出してくれました。すごく情熱的でした」

――工藤監督と古舘さんは下北沢ロケの前に、曽我部さんの「魔法のバスに乗って」のミュージックビデオを観たそうで、オマージュを捧げたカットもあります。気が付きましたか?

「監督に言われて、分かりました。あ、本当だ、と(笑)」

――代表曲「天使」(2008年、アルバム「キラキラ」収録曲)へのオマージュもありましたね。

「面白かったですね。当時はどういう人が聴いてくれているとか、わからなくて、ひたすらライブやっていたんです。それが時を経て、こういうふうに映画に繋がってくるのはありがたいですね」

――完成した映画をご覧になった感想は?

「改めて映画を観て、情熱にまっすぐ向き合っているなと感じました。すごくよかったです。物語はシンプルで、ファンタジーでもありますね。後に気球が上がったり、天使が出てくるのもそう。何か日常にファンタジーを感じて生きている人なんだろう、素敵だなと思いました」

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