乃木坂46樋口日奈、愛が溢れた卒業セレモニーで涙「すべてが美しい思い出だった」

アイドルグループ「乃木坂46」が31日、都内の東京国際フォーラム・ホールAで「樋口日奈 卒業セレモニー」を開催。1期生として長年にわたりグループを支えた樋口が、笑顔と涙で“アイドル人生最後の日”を駆け抜けた。

乃木坂46を旅立った1期生・樋口日奈(右から2番目)【写真:(C)乃木坂46LLC】
乃木坂46を旅立った1期生・樋口日奈(右から2番目)【写真:(C)乃木坂46LLC】

“ひなちま”の愛称で誰からも愛された1期生メンバー

 アイドルグループ「乃木坂46」が31日、都内の東京国際フォーラム・ホールAで「樋口日奈 卒業セレモニー」を開催。1期生として長年にわたりグループを支えた樋口が、笑顔と涙で“アイドル人生最後の日”を駆け抜けた。

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 1998年1月31日生まれ“ひなちま”の愛称で親しまれた樋口は、2011年に13歳で乃木坂46の1期生オーディションに合格。女性ファッション誌「JJ」の専属モデル、フジテレビ系ドラマ「教場II」出演、舞台「フラガール -dance for smile-」で主演を務めるなど、積極的にグループ外での仕事にも取組み、常に明るく素直な人柄でメンバー、ファン、スタッフ、誰からも愛された。

 本イベントのセットリストは、樋口自身が考案。冒頭のMCで「今までの年表みたいな感じのライブ。みんなと振り返れたら思います」と語った通り、樋口の乃木坂人生を振り返る選曲となっていた。

 樋口がセンターを務めた19thシングル・アンダー曲「My rule」で幕を開け、5期生とは「狼に口笛を」で共演。同志である1期生の秋元真夏、齋藤飛鳥、2期生の鈴木絢音とは「やさしさとは」を心を込めて歌唱した。4期生とはシングル初選抜を果たした思い出の楽曲「気づいたら片想い」、3期生とは3期生楽曲である「思い出ファースト」をパフォーマンスし、仲間たちとの最後のステージを楽しんだ。

 セレモニー終盤で樋口が「まさか11年間、乃木坂でいられるとは思っていなかったのですが、ずっと隣にいてくれたまあやの存在があったから今日まで頑張れた」と涙を浮かべて語ると、7月に同時に卒業を発表した盟友・和田まあやがファンにサプライズで登場。2人きりで「孤独兄弟」を披露し、「まあやに乃木坂で出会えてよかった。最高の自慢の親友です」と思いを伝え抱き合った。

 卒業スピーチでは、11年間の活動を振り返り「今までうれしいことよりもつらい出来事のほうが多かったはずなのに、今思ったら、そのすべてが美しい思い出だったなって思えている自分がいました。それはきっと、メンバーとか友達とか家族とか、スタッフさん、応援してくれるファンの皆さんの存在があったからだと改めて思いました」と感謝。「会場に来てくださっている皆さん、そして配信をご覧の皆さんは、11年の間のどのタイミングをきっかけに私を知ってくれたのかなって、一人ひとりを思うと涙が止まらないです」と思いを明かした。

 涙を拭くと「乃木坂での活動を通して、たくさんの人の人生にかかわれたこと、そして、たくさんの人に私の人生に関わってもらったこと、本当に本当に幸せに思います」と笑顔。「これからも少しでも多くの人に、元気や笑顔を与えられるような、そんなきっかけの一部になれるように、強く生きていきたい。最後は強い気持ちをもって、強い意志をもって、この大好きな乃木坂46から旅立ちたいなと思います」と誓いの言葉を述べた。

 アンコールには紫色のドレスで登場し、「誰よりそばにいたい」をソロ歌唱。アンコール2曲目の「ロマンスのスタート」では、メンバー1人ひとりが似顔絵とメッセージが書かれたみかんを樋口に贈り、笑顔で包まれる。そして「乃木坂の詩」で会場がひとつになり、愛が溢れた卒業セレモニーはエンディングに。11年間の乃木坂46人生に終止符を打ち、新たな夢へと旅立った。

2022年10月31日、乃木坂46 樋口日奈 卒業セレモニー@東京国際フォーラム・ホールA

M01 My rule
M02 左胸の勇気
M03 狼に口笛を
M04 やさしさとは
M05 気づいたら片想い
M06 あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
M07 シークレットグラフィティー
M08 思い出ファースト
M09 インフルエンサー
M10 シンクロニシティ

M11 口ほどにもないKISS
M12 孤独兄弟
M13 きっかけ

EN1 誰よりそばにいたい
EN2 ロマンスのスタート
EN3 乃木坂の詩

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