eスポーツエンターテインメント「RAGE（レイジ）」によるタクティカルFPSゲーム「VALORANT」の有観客イベント「RAGE VALORANT 2022 Autumn」が、8日と9日の2日間にわたって有明ガーデンシアターで開催され、DAY1では有名ストリーマーによるオールスターマッチ、DAY2では日本を代表するプロのトッププレイヤーと韓国の強豪DRXが参戦してのオールスターエキシビジョンが実現した。Day2終了後、チーム「-140」のメンバーとして参加した、プロeスポーツチーム「Sengoku Gaming」のmisayaに、イベントの感想や国内eスポーツの課題について聞いた。（取材・構成＝石井宗一朗）

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――大型オフラインイベントとなった今回のRAGEを終えての感想は。

「こういったイベントに出場したのは初めてなので、最初はすごく緊張しました。でもだんだん慣れてきて、最後の方はチームのみんなとエンジョイできたと思います。最高でした！　また機会があればぜひ出たいです」

――普段とは違う選手たちと組んでの大会はいかがでしたか。

「みんな一流のプレイヤーで、プレイも完璧だったと思います。3連敗したけど（笑）。相手の調子が良かっただけで、僕らは全然悪くなかったと思います」

――Art選手と髪型を賭け、舌戦を繰り広げる場面もありました。今回の結果を受け“丸刈り”になる可能性はあるのでしょうか。

「50％ですね。もしかしたら本当にやるかもしれません（笑）」

――misaya選手が考える「VALORANT」の魅力を教えてください。

「5v5FPSの頂点だと思っています。スキルもあるし、5v5ならではの駆け引きがある。そういうところが面白いと思っています」

――RAGE開催前には「SPY×FAMILY」アーニャのコスプレ姿でファンに投票を呼びかけていました。手応えはありましたか。

「正直『おいしいな』とは思ってました（笑）。でも次はそういうのに頼らず、自分の実力だけで出たいですね」

――もともと「SPY×FAMILY」はお好きだったのでしょうか。

「昔から単行本で読んでいて、大ファンです。以前、チーム名を『SPY×FAMILY』にするか迷ってたこともある。それぐらい好きです」

――こういったイベントも今後またあると思います。ほかのコスプレにも挑戦する予定はございますか。

「流行りのキャラであれば可能性はあります。例えばちょっと前だと『ONE PIECE』のシャンクスとかウタとか……そういうのだったらアリだなと思います」

――これからプロゲーマーを目指す方にアドバイスをお願いします。

「プロゲーマーを“仕事”として捉えると、自分はできないと思っています。ゲームを純粋にどれだけ楽しめるかが大事。プロを目指すというよりは、ゲームを誰よりもエンジョイするっていうのが一番近道なのかなと思います」

――今後、国内でeスポーツがより発展していくためにクリアすべき課題は何ですか。

「給料面でしょうか。十分にもらっているのは最上位の一部のプレイヤーだけ。より多くのプレイヤーがもっとお金をもらえるようになれば競争率も上がっていくと思います。また、プロチームの環境作りも大事。若い子たちの中には、あまり良いデバイス、環境でプレイできていない子もたくさんいます。若手の育成にもつながると思うので、そういった環境を運営が整えていくべきなのかなと思います」

――今後の目標をお願いします。

「僕たち（Sengoku Gaming）はチャレンジャーズ（国内大会）からなので、メンバーを新しくして、ぶっちぎりで優勝して、そのままインターナショナルリーグまで無双したいなと思います」