【RISE】志朗、“新世代”大崎孔稀に判定勝ち「危なっかしい試合をしてすみません」

志朗(Be WELLキックボクシングジム)が大崎孔稀(OISHI GYM)が延長の末に、3対0の判定勝ちを収めた。

大崎孔稀に強烈な右のボディーを打ち込む志朗(左)【写真:山口比佐夫】
大崎孔稀に強烈な右のボディーを打ち込む志朗(左)【写真:山口比佐夫】

第6試合、バンタム級(55キロ)

立ち技格闘技イベント「Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022」(15日、東京・大田区総合体育館)第6試合、バンタム級(55キロ)、3分3R延長1R

 志朗(Be WELLキックボクシングジム)が大崎孔稀(OISHI GYM)が延長の末に、3対0の判定勝ちを収めた。

 延長Rにもつれ込むほどの激闘だった。孤高の賢者との愛称を持つ志朗から気迫のこもった打撃が出ていた。

 1R、左前蹴りから入った志朗。静かな立ち上がりとなった。お互いの間合いの探り合いの中でもボディージャブなどをコツコツと当てていく。

 2R、このラウンドがローキックが目立った。パンチの打ち終わりに右のローキックを当てる。一方で前足のキックは大崎にキャッチされる瞬間もあった。

 3R、このラウンドでは大崎もギアを一気に上げる。壮絶な打ち合いに。志朗はそれでもペースを乱されることなくコンビネーションパンチを放っていった。しかし、終盤には大崎の勢いにおされ、顔面への被弾が多くなる。

 延長Rでは気合いのぶつかり合いだ。ラスト15秒で大崎が繰り出した左のハイキックをスウェイ。すぐにワンツーを当てた。

 試合後、志朗は「応援ありがとうございました。危なっかしい試合をしてすみません。スタイルが変わったのをみんな分かったと思います。12月、RISEの大きい大会に出たいのでよろしくお願いいたします」とマイクした。

 志朗は6月の「THE MATCH 2022」で玖村将史に判定負けして以来の再起戦だ。玖村戦ではルールに苦戦したことを明かし、悔しさをにじませる姿が印象的だった。

 今回の相手は因縁のある“大崎”との対決。昨年9月には孔稀の兄である一貴とトーナメント準決勝で対戦する予定だったが一貴のけがで流れることに。リザーブ戦に勝利し、代わって孔稀と対戦することになったが、孔稀が計量オーバーで失格。“大崎兄弟”との対戦はことごとく消滅していた。

※大崎孔稀の「崎」はたつさき。

次のページへ (2/2) 【写真】勝ち名乗りを受け、両手を挙げる志朗
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