“伝説の喧嘩師”「妻と出会って人生修正」 土下座謝罪のへずまりゅうに説いた“改心”

“伝説の喧嘩師”アンディ南野が元迷惑系YouTuber・へずまりゅうの更生に動き出した。

アンディ南野(左)とへずまりゅう【写真:ENCOUNT編集部】
アンディ南野(左)とへずまりゅう【写真:ENCOUNT編集部】

へずまりゅうが土下座で謝罪 ドタキャン騒動について話し合い

“伝説の喧嘩師”アンディ南野が元迷惑系YouTuber・へずまりゅうの更生に動き出した。

 2人は6日に東京・赤坂で引退試合のドタキャン問題について話し合いを持った。へずまりゅうはアンディの顔を見るや土下座して謝罪。さらに喫茶店に場所を移して、問題の真相について意見交換した。

 事の発端は8月28日の格闘技イベント「PEACE」(大阪)だった。アンディは、へずまりゅうとの引退試合が組まれていたものの、へずまりゅうが欠場。アンディサイドはチケットの払い戻しなど、約700万円の損害を受けた。

「このたびは本当に申し訳ございませんでした! スポンサーもたくさんついているってあの後聞いて……」と頭を下げたへずまりゅうは、欠場までの経緯を説明した。

 試合は当初、タイヤファイトとして行われる予定だった。タイヤに片足ずつ突っ込み、ボクシングルールで対戦し、足を抜くか倒れたら敗戦となるルールだ。

 これは承諾していたというへずまりゅうだが、「ちょっとそこから話がおかしくなってて……。MMAルールに変更になったので、練習も出ていないし、MMAはしたくないと言いました」。代理人のプロモーターにはルール変更を理由に試合には出ないと告げたという。

 アンディは総合ルールへの変更はへずまりゅうサイドの意向として認識しており、代理人に情報の伝達がうまく行われていなかった可能性がある。

 一方で、へずまりゅうは自身の意に反して、ポスターや報道で試合が決定事項として伝えられても訂正を求めなかったことには、責任の一端を認めた。

「今回できなかったのは逃げたっていうわけではないですし、またルールを定めて失礼ですけど、引退試合させてもらいたいです」

 仕切り直しの引退試合を志願したへずまりゅうに、アンディは、「もうええわ。引退試合はちゃんと約束できる人間とするから」と突き放す。

 それでも「力になりたいです」と食い下がるへずまりゅうに対し、しばし思案したアンディは、1つの提案をする。

「俺はYouTubeをやり出して、格闘技の大会もやっている。民事(訴訟)はどうなるか分からないけど、まず協力してもらうで」と伝えた。

“元迷惑系YouTuber”の肩書返上を要求 「それは協力するわ」

 そして、「自称元迷惑系、元お騒がせ系とか言っているけど、お騒がせやん」と変化のない現状を指摘。「そろそろ迷惑系というのから足洗うじゃないけど、路線変更したほうがいいんちゃう」と、へずまりゅうに説いた。

 へずまりゅうは、「自分自身、奥さん(婚約者)もいますし、これ以上、人に迷惑かけたくない。自分に返ってくるだけ」とうなずき、路線変更を誓った。

「まともにできるんかいな?」「変わります。できることなら何でもさせてください」「君がまたおかしなことやり出したら俺は君を大人として話するで。絶対逃がさんで」と、言葉のやり取りが続いた。

 かつてけんかに明け暮れ、暴走族狩りで名を馳せたアンディは「俺もめちゃくちゃな人生だったけど、妻と出会って人生修正してもらえたし、君みたいな人間はまともな方向に向いてほしいから、それは協力するわ。ただ、自分もちゃんと本気でせなあかんで」と熱弁。

 へずまりゅうが人として正しい道を歩き、社会貢献を果たしていけるようサポートすることを約束した。

 アンディは現在、自身のジム「大阪キックT.B.NATION」で、不良少年や不登校生徒の支援などに力を入れている。

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