斉藤由貴が音楽フェス出演「調子にのって出てしまいました」 自虐トークで大爆笑誘う

歌手で女優の斉藤由貴が10日、東京・立川ステージガーデンで開催された音楽フェス「ママホリ 2022」に登場し、「卒業」など代表曲を4曲歌った、曲の合間のMCではラジオ番組さながらのユーモアたっぷりのトークで笑わせるなど、歌とおしゃべりの大きなギャップで2000人近い観客をよろこばせた。

斉藤由貴【写真:(C)アンズフォト】
斉藤由貴【写真:(C)アンズフォト】

「ママホリ 2022」初出場の斉藤由貴がラジオ番組さながらの爆笑トークを展開

 歌手で女優の斉藤由貴が10日、東京・立川ステージガーデンで開催された音楽フェス「ママホリ 2022」に登場し、「卒業」など代表曲を4曲歌った、曲の合間のMCではラジオ番組さながらのユーモアたっぷりのトークで笑わせるなど、歌とおしゃべりの大きなギャップで2000人近い観客をよろこばせた。(取材・文=福嶋剛)

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 熱いダンサブルなステージで会場を盛り上げたMAXが、次に登場する斉藤を呼び込むと、「卒業」のイントロが流れて会場の空気はガラリと変わる。ゆっくりとスポットライトが当たりステージの真ん中に立つ斉藤が現れると大きな拍手が沸き起こる。透明感のある歌声が会場を包み込み、じっくりと斉藤の歌に酔いしれる観客。

 歌い終わり、ひと呼吸置いてマイクを持った。「みなさん。こんばんは」。落ち着いた口調であいさつをするとふたたび大きな拍手が沸き起こる。

「えー。……フフッ(照れ笑い)。中村あゆみさんにお声がけいただいて、なんとなくうれしくて」

 ここで会場に笑いが起こると「何か面白いことを私は言いましたか?」と観客にたずねる。さらに大きな笑いが起こり「調子にのって出てきてしまいましたが、あの、……どう考えてもMAXのみなさんの、豪華な4人組のあとでは単にこの素敵なイベントに水を差しに気がしてなりません。これからあと3曲頑張って歌いますけど……」ひと言ひと言噛み締めるように話す様子に、我慢しきれず吹き出す観客も。

 リハーサルでは1つ1つの細かい段取りをチェックしながら「(MCパートでは)私が何か言って、もし話が長くなったら誰かが止めにくるんですか?」と確認していたが、本番ではまるで彼女のラジオ番組を聴いているような次々と繰り広げられる話題にファンは大よろこびだった。

「あと3曲歌うんですけど、私は基本的に突っ立って歌うのですが、(今日は)何かしら少しは動いて歌おうと思ったんです。でも実は1週間ぐらい前にね、たぶんここに来ているママたちも、……見るからにママじゃない男性も(観客笑い)家事とかで駆けずり回っている時に人生に1回はあると思うんです。……ベットの端っこだったかな? ……(足の)小指を激突したわけです。左の小指からだんだん砂漠のオアシスみたいに内出血が広がっていって、1週間たちましたけどまだ痛いんです」

 ここで観客の1人が会場に響くほどの大きなくしゃみをしてしまい、いったん斉藤の話が止まる。すると「あえてスルーしますね」と話を続け、会場も大爆笑となった。

「本当の私はMAXのみなさんのように華麗に踊ることができるんですけど……」

 観客の爆笑が止まらない。「今日はちょっと……では2曲続けて聴いてください。『悲しみよこんにちは』そして『夢の中へ』」

斉藤由貴の独特の世界に観客もひきこまれた【写真:(C)アンズフォト】
斉藤由貴の独特の世界に観客もひきこまれた【写真:(C)アンズフォト】

「明日はうちの子の体育祭で朝からお弁当を作ります」

 斉藤は客席後方までしっかりと目線を送りながらステージをゆっくり移動して歌う。歌い終わってひと言。「私としてはこれが精一杯でございます」。観客からこの日一番の拍手が起こった。

「今日は10月10日、本当はみんな体育祭とかやっているところも多かったのかなって思うんですけど。ちなみにうちは延びに延びた体育祭が明日なので明日の朝起きてお弁当を作るんです。今回はバリエーションのあるみなさんが出演していて、私とか唯ちゃんみたいにアイドル畑出身みたいな人とかもいろいろと出ていて、きっとみなさんはそれなりに、……“それなりに”って今すごく失礼なことを言いましたね。すみませんでした。楽しまれたのではないかなと思いますけど……さっき山ほどしゃべってしまったので曲にいきたいと思います」。観客も斉藤由貴ワールドにハマってしまい、言葉の間だけでも笑いが止まらない。

 最後に「MAY」を歌って出番を終えた斉藤は、司会の中村あゆみとはなわのトークに花を咲かせ、ドラマ「スケバン刑事」つながりで出演者の浅香唯もステージに上がり、夢の2ショットが実現した。

「長引くコロナ禍で毎日大変なママたちに音楽で元気と癒しの休日(=ホリデー)を作ってあげたい」というオーガナイザーの中村あゆみの思いを形にした音楽フェス「ママホリ2022」。昨年に続いて、NOKKOや相川七瀬、MAXの出場に加え、斉藤由貴、浅香唯というドラマ「スケバン刑事」の歴代の主役を演じた2人が登場。またパパ代表としてお笑いタレントでミュージシャンのはなわが司会を務めるなど、会場に詰めかけた約2000人の観客を楽しませた。

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