俳優の阿部寛と女優の見上愛が19日、都内で行われた映画「異動辞令は音楽隊！」大ヒットトークイベントに出席した。

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　本作は内田英治監督によるオリジナルのヒューマンドラマで、コンプライアンスを問われるこの時代で犯人検挙には手段を択ばない警部補・成瀬司（阿部）が、行き過ぎた捜査の結果、最前線の刑事から広報課に属す「音楽隊」への異動辞令を受ける、人生大転換エンターテインメント。

　本作が大ヒットしていることについての心境を尋ねられた阿部は「……うれしいですね！」と笑顔を見せ、「楽器は本当に大変でしたね。もともと得意なほうではなかったですし、しかもドラムって……。足やら何やらで叩くというものをやったことがなかったので、1番最悪な楽器がきちゃったなって思ったんですけど、最後のほうが自分でもできるようになって楽しくなって撮影を終えることができたので、いい経験をさせていただきました」としみじみと語った。

　イベントでは、事前に募集した質問に2人が答えるという企画も行われた。普段エゴサーチをするかとの質問に、阿部は「ほとんどしないですね」と答え、自身は出演した作品の評判は気にならないか追求されると「周りが教えてくれるので、そういうのを聞きます」とコメント。成瀬司の娘・成瀬法子を演じた見上も「私もやりません」といい、「自分のSNSに届いたコメントは読ませていただくんですけど、あとは周りが送ってくれたりするので、それを見ています」と明かした。

　また、いま俳優以外の職業に異動するとしたら何の仕事がいいかとの質問に、阿部は「石油王」と答えて会場の笑いを誘い、「この間、外国に行ったら、『これ全部王様が持っている建物』って言われて“すごいな”と思って。今ちょうど僕も舞台で王様をやっているので、ぜひ皆さん来てください」とにっこり。見上は「じゃあ石油王の右腕で」と願望を語った。

　さらに、阿部のように身長が高くなるにはどうすればいいかとの質問に、阿部は「足を引っ張る」と提案して笑わせつつ、自身の家族で長身なのは阿部だけだそうで「牛乳が毎日、冷蔵庫に1リットル入っていて、ほぼ水は飲まずにそれを飲んでいました。あとは中学生のときに週に2～3回、身長を測っていたんですよ。草刈正雄さんに憧れていて、（草刈りと同じ）185センチになりたいなと思っていました。185センチがよかったんですけど超えちゃいました……」と苦笑した。