格闘技イベント「The Battle Cats presents 超RIZIN」（9月25日・さいたまスーパーアリーナ＝ABEMAで完全生中継）のメインイベントでボクシングの“レジェンド”フロイド・メイウェザー（米国）と朝倉未来（トライフォース赤坂）が対戦する。エキシビションマッチながら、北米を始め海外でもPPVが売られるなど大きな話題を集めている。

　一方で、この試合って何で注目されてるの？　朝倉未来は知ってるけど、メイウェザーって何がすごいの？　というライト層へ向けて、ENCOUNT編集部がカンタン解説。座談会形式でお届けする。

　A（格闘担当のアラフォー編集者。ボクシング好き。MMAは勉強中。見る専門）

　B（アラサー女性編集者。趣味はカメラに映画、格闘技知識はほぼゼロ）

　C（格闘担当の20代駆け出し記者。柔道歴12年、現在もキック、柔術のジムに通うガチ勢）

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　C「超RIZINいよいよ1週間後ですね！　生でこの試合が見られるのはマジで楽しみです！」

　A「日本で一番バズる格闘家と、世界的なレジェンドの試合だからね！　チケットもほとんど残ってないようだし、PPVもすでにかなり売れてるみたい」

　C「未来さんとメイウェザーの煽りVが待ちきれないです。当日はそのあとに『RIZIN.38』もあって、格闘技好きには夢のような1日です！」

　A「Bさん、なんだかいつもより口数が少ないけど……」

　B「……。そもそもなんで私がここに入ってるのか分からないんですけど……。格闘技ほとんど見たこともないですよ。メイウェザーさんって最近初めて聞きました」

　A「だから選んだんです。Bさんのような人に少しでも興味持ってもらうのが目的だから。まぁメイウェザーを知らないのは当然として、朝倉未来は知ってたの？」

　B「この編集部に来て初めて知りました。最初は朝倉“みらい”さんかと……。“路上の伝説”って呼ばれてるんですよね」

　A「朝倉未来のすごさ……今更我々が語るのもって気もするんだけど、世代も近い、“未来フリーク”のCくんに魅力を語ってもらいましょう」

　C「言葉で説明するよりも、まずはRIZIN.20（2019年大みそか）の煽り映像を見てほしいです。あれ見たら一発で魅力わかりますよ！」

　B「テキストの座談会なんだから言葉で説明してよ！」

　A「少年院を訪問して、少年たちに“夢”について語りかけるやつだよな。あれはオレも何度も見た。詳しくは書ききれないけど、言葉の選び方とか立ち振る舞いがめちゃくちゃカッコよかった」

　C「未来さん自身も1年4か月少年院に入っていたんですけど、そこからの“成り上がりストーリー”が本当に漫画みたいなんです。地下格闘技からTHE OUTSIDERで実績残して、2018年にRIZINデビュー。今は総合格闘家として日本でトップの上に、YouTuberでもカリスマ。そのうえ経営者でさらに歌も上手いんですよ。知ってました？」

　B「年収は30億円って見ましたよ。最近知ったばかりですけど、私のイメージでは、口数がすごい多いっていうタイプじゃないんですけど、話すとパワーワードが次から次へと出てくる。それがすごく共感できる部分があるんですよね。女性にも響くんじゃないかな～。あとBreakingDownとかにも携わっていて、格闘技を広めようというのはすごくあるのかなって。ワイルドだし、キャラクターもかっこいいので、モテるでしょうね」

　A「Bさん本当に最近まで知らなかったの？　もはや説明不要だよね……」

　B「毎日のように記事化させていただいておりますから」

　C「あととにかく頭がいいなっていう印象もあります。常に情報の感度に敏感で、何か新しいことを始めることを怖がらない。今色々な格闘家がYouTubeの企画でやってますけど、『喧嘩自慢』を人気コンテンツにしたのは未来さん。個人的にはあれで格闘家の強さを改めて感じました。あと昔からの仲間もすごく大切にしているんですよ。あと『BreakingDown』では出場した人間に変わるきっかけを……」

　A「はい、そこでストップ！　もう止まらなくなるからこのへんで」