吉岡秀隆、すき焼きシーンでお肉食べられず「ネギとしらたきしか…」 満島ひかりに捧げる

映画「川っぺりムコリッタ」公開記念舞台あいさつが17日、都内の劇場で行われ、主演の松山ケンイチのほか、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆、荻上直子監督が参加した。

舞台あいさつに出席した吉岡秀隆【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに出席した吉岡秀隆【写真:ENCOUNT編集部】

映画「川っぺりムコリッタ」舞台あいさつ

 映画「川っぺりムコリッタ」公開記念舞台あいさつが17日、都内の劇場で行われ、主演の松山ケンイチのほか、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆、荻上直子監督が参加した。

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 「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で川べりの古いアパート「ハイツムコリッタ」に引っ越してきた孤独な男・山田(松山)が、図々しいほど距離感が近い隣の部屋の島田(ムロ)、夫に先立たれた大家の南(満島)、墓石の販売員の溝口(吉岡)といった個性豊かな住人たちと出会い、少しずつほぐされていくストーリー。

 きのう封切りとなった本作。主演を務めた松山は「これから先、幸せとどれだけ実感できるかが必要な時代になると思っている。いいヒントになる作品だと思う」とアピール。本来が昨年公開される予定だったが、コロナ禍で延期されており荻上監督は「この日を迎えられて、ここに立ててうれしい」としみじみと語った。

 劇中には住人たちがすき焼きを食べるシーンがあったが、吉岡がお肉を「食べられなくて」とポツリと告白。「食べようとすると満島さん演じる南が器を差し出すので、ネギとしらたきしか食べていない。だから松山さんが食べている姿を至近距離で見ていて、本当にうらやましかった。美味しそうなお肉なのに1枚も食べてない」と悲しい表情と声で訴えた。

 吉岡演じる溝口が、家賃を滞納している役柄とあって「家賃の代わりに常にお肉を」捧げていたという。撮影終了後も「表に出された」ため、口にできず。するとムロが「僕が1番食べさせてもらった」と申し訳なさそうに明かしつつも、「ものすごく美味しかった」とにっこり。最後には吉岡も「味が染み込んだしらたきとネギでしたよ」とコメントし、会場を笑わせた。

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