STU48人気コンビ「ぽの」が振り返る2年間の絆 先輩・後輩を超えた絶対の“信頼感”

瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の1期生・矢野帆夏は今年6月30日、グループからの卒業を発表した。最終活動日が9月23日に迫るなか、同じ課外活動ユニット「MiKER!」で中心的な役割を担い、コンビ「ぽの」を組むドラフト3期生の沖侑果を対談相手に迎え、全3回にわたって“本音トーク”をお届けする。

「STU48」矢野帆夏(左)と沖侑果【写真:山口正人】
「STU48」矢野帆夏(左)と沖侑果【写真:山口正人】

【対談#1】卒業を控える1期生・矢野帆夏がドラフト3期生・沖侑果と最後の本音トーク

 瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の1期生・矢野帆夏は今年6月30日、グループからの卒業を発表した。最終活動日が9月23日に迫るなか、同じ課外活動ユニット「MiKER!」で中心的な役割を担い、コンビ「ぽの」を組むドラフト3期生の沖侑果を対談相手に迎え、全3回にわたって“本音トーク”をお届けする。(取材・文=小田智史)

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――矢野さんは1期生、沖さんは後輩にあたるドラフト3期生ですが、かつての「せとまいく」、現在の「MiKER!」と同じ課外活動ユニットに所属し、2020年7月以降はコンビ「ぽの」としても人気を博してきました。お互いのファーストインプレッションは?

沖侑果(以下、沖)「ほのたん(矢野)さんに限らず、加入当初は1期生の先輩とお仕事で一緒になることも少なくて、まだ怖い印象がありました。でも、私の携帯で勝手に(元1期生の)菅原早記さんとレッスン場で自撮りしていて、気づいたらフォルダーに2人の写真がいっぱいあったんです。それで、お茶目な先輩なんだなって印象が変わりました」

矢野帆夏(以下、矢野)「全然覚えてない(笑)」

沖「私が入って3か月くらいだから、たぶん覚えてないと思います。当時、携帯にロックをかけていなかったので、『ロックかけたほうがいいよ~』って(笑)」

矢野「沖ちゃんは、ドラフト3期生として入ってくるメンバーの1人という印象だった」

沖「あー、興味なさそう(笑)。初めての後輩なのに」

矢野「興味ないことはないって! 沖ちゃんのキャラクターをちゃんと知ったのは、『せとまいく』で一緒になってからだね。でも、当時5人いたドラフト3期生の中で、独特な感性を持っているなと感じてた。1人だけ違うって」

沖「おー、なんかうれしい。お互いの距離がより近づいたのは、(元1期生の薮下)楓さんの活動休止でほのたんさんが(せとまいくの)リーダー代理になってからですね。私は同い年で、ほかのメンバーはみんな年下だったので、一気に話すようになって、プライベートでもおうちにお邪魔したりするようになりました」

矢野「純粋に、沖ちゃんと一緒にいて楽しかった。後輩とこんなに仲良くなれるんだって。私は学生時代、バレーボール部で上下関係もあるなかで過ごしてきた人だから、後輩にどう接していいのか分からないところがあったけど、沖ちゃんで免疫がついたって感じかな(笑)」

次のページへ (2/3) 沖侑果が持つ矢野帆夏のアイドルとしての印象、学んだことは?
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