安東弘樹アナ、愛車ジムニーは“ベンツGクラス超え” デザインを絶賛「歴史に残る」

フリーアナウンサーとしてテレビ、ラジオなどで活躍する安東弘樹。TBS時代の2017年から現在まで「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の選考委員を務めるほどの車好きだ。数えきれないほどの車を試乗し、これまで所有した愛車は45台を誇る。そんな安東に、現在複数所有する愛車の1台「スズキ ジムニー」の魅力を聞いた。

安東弘樹【写真:ENCOUNT編集部】
安東弘樹【写真:ENCOUNT編集部】

ボンネットをカーボン素材に、タイヤはオフロード仕様に変更

 フリーアナウンサーとしてテレビ、ラジオなどで活躍する安東弘樹。TBS時代の2017年から現在まで「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の選考委員を務めるほどの車好きだ。数えきれないほどの車を試乗し、これまで所有した愛車は45台を誇る。そんな安東に、現在複数所有する愛車の1台「スズキ ジムニー」の魅力を聞いた。(取材・文=猪俣創平)

 安東が大学2年時に初めて購入した愛車は「ホンダ シティーターボ2」だったが、2台目として「日産 テラノ」というオフロード車を購入したことで、林道を走ることに目覚めた。その後も3台のオフロード車に乗るほど魅入られた。

 アナウンサーとして働くようになり子どもも生まれ、林道を走ることから一時は遠ざかった。しかし、18年3月にTBSを退社したことをきっかけに、再び「林道を走りたい」と思うようになった。

「仕事の半分を占めていた管理職としての仕事がなくなって、時間的な余裕もできましたし、また林道を走りたいなと。もっとも、他にも所有している車があったので、経済的に限界がありました。そこで、軽自動車というジムニーの存在は知っていたので、これはいいなと思って、普通車のジムニーシエラというモデルもありますが、経済的な理由だけではなくデザインも軽自動車のジムニーの方が好きなんです。そこから買おうと決めるまでは早かったですね」

 趣味を楽しむ目的だけで購入したのではない。都内での走行にもジムニーが役立っていると明かす。

「オフロードも走れることに加えて、都内で立体駐車場やコインパーキングに停めることに向いています。都内の駐車場はとにかく幅が狭いんですね。だから都内こそ軽自動車です。ロケ先でコインパーキングに停めなきゃいけないときには、必ずジムニーで行きます。サイズがちょうどいいんですよ。趣味と都内での走行という実益も兼ねて乗っています」

 オフロード車ならではの特徴から、「災害のときにはジムニーで家族と一緒に逃げることになるとも考えています。悪路を走行することもできるので、すごく安心ですね」と“相棒”に信頼を寄せる。

初めての本格的なカスタムは「必要に迫られて」

 安東はこれまでの愛車は、いわゆる“つるし”で、カスタムなどを施すことなくそのままに乗ってきた。しかし、「ジムニーで初めて本格的にカスタムしました」とこだわりを説明する。

「軽自動車でエンジンが非力なので、車体を軽くするためにボンネットをカーボン素材に変えました。色のコントラストも出ますし。それと、オフロード車ですが、純正はオフロードタイヤじゃなかったので、大きめのタイヤに変えています。エンジンが660ccと限界があるので、マフラーも、これまでは替えたことはなかったんですけど、替えないと音も悪いし何よりパワーが足りないと思って、いろいろと考えましたね」

 カスタムの主眼は“走り”に関する部分だ。「改善しないといけない車だったので、必要に迫られてカスタムしましたね。部品も軽自動車なので高くないというのも理由の1つでした。車体自体もそうですし、カスタムパーツも高くないので、軽自動車でよかったなと」。

 もっとも、見た目の細かな違いもあるようで、「ボンネットがカーボンで黒くなっているので、そこは見た目が少し変わっています。だから、知っている人が見ると『あ、何だ?あの色のボンネットは?』って、明るい黄色の車体に黒いボンネットになっているので、『どういう色?』と見られることがあります。あとは、熱の排出口がついているボンネットなので、排熱もできるようになっています」と、遊び心も持ちつつ、愛車でのオフロード走行を楽しんでいる。

 安東自身はこれまでデザインに一目ぼれして車を購入したことはほとんどない。ライフスタイルに合ったものを基本に検討するが、ジムニーはデザインもお気に入りだ。

「秀逸です。多分、歴史に残るデザインだと思います。『メルセデス・ベンツ Gクラス』に似てると言われますけど、僕はジムニーのデザインの方が好きですね。価格で車を比べませんが、信号で隣にGクラスが停まっていても気にならないですし、こっちの方が鼻が高いくらい」

 かつては雑誌「日本林道風土記」を愛読し、「ここの林道を走りたい!」と思いを募らせていた。泊まりがけで林道へ走りに行くこともあったほどの安東は、再びオフロードを愛車・ジムニーとともに楽しんでいる。

□安東弘樹(あんどうひろき)、1967年10月8日、神奈川県生まれ。91年、株式会社東京放送(現TBSテレビ)にアナウンサーとして入社。これまで45台の車をほとんどローンで購入して乗り継ぐ。現在所有する愛車は「スズキ ジムニー」「ロータス エリーゼ」「メルセデス・ベンツ Eクラス オールテレイン」の3台。2017年から日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員を務める。YouTubeチャンネル「安東弘樹/no car, no life」で車の魅力を発信中。ジムニーに乗ってオフロードを走行する様子も公開している。

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