【ズバリ!近況】がん克服“川島of レジェンド”こと「はんにゃ」川島は吉本の隠れ売れっ子No.1だった

“だしダイエット”ですっきりスポーツマンらしく変身【写真:山田隆】
“だしダイエット”ですっきりスポーツマンらしく変身【写真:山田隆】

がん克服で吉本興業講演会数ランキング1位に

 長男誕生に加え、2020年はもうひとつ良いことがありました。2015年1月に腎臓がんで手術をしてから、再発なしで5年経過したんです。これで術後の経過観察卒業です。ステージ1aと早期だったとはいえ、ホッとしました。腎臓がんの体験については、地方自治体や病院、保険会社とかが主催の講演会で、多いときで月2、3回、お話させていただいています。去年の吉本興業講演会数ランキング1位は僕だったんですよ。

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 腎臓がんは早期だと症状がなく、僕が発症した頃は早期発見が難しい病気といわれていました。今の嫁サンが妊娠したのを機に結婚を決め、嫁サンに勧められて人生で初めて人間ドックを受けて見つかったんです。だから、嫁サンと希天は命の恩人。2人のために何かできないかな、どうすればより良い子育てができるかなと思って、離乳食インストラクター1級、おひるねアート協会認定講師とか育児に役立ちそうな資格をとり始めました。この3月に取得したこども成育インストラクターで12個目。この資格取得は結構大変で、6か月間授業に通って食育、口腔医学、発達心理学とかを学び、大学時代の時よりたくさんのレポートを書きました(笑)。

料理人の血をひき料理は得意中の得意

 資格のひとつに、2013年に取っただしソムリエ1級、というのがあるんですけど、この資格を生かして、2018年7月から「かわだしクッキング」というYouTubeチャンネルをやっています。週2回水曜日と土曜日に更新し、今は登録者数4万7000人、再生回数11万人以上。まだまだですけど、スタート時は再生回数3回で(笑)。それに比べ、「元はんにゃ川島のeスポーツ芸人生活」は2日で1万枚超再生されたので幸先がいい。これは週1回生配信、企画ものの動画の更新は2週間に1回ぐらいのペースでやっています。

 なんで“だし”かというと、僕の親父の実家が祇園で京懐石の店をやり、伯父は有名な一流料亭「京都吉兆」で10年、料理人を務めていたので、僕は幼い頃からだしの味に親しんで育ったんです。DNAなのか、僕も料理が大好きで、小学校3年の時から鴨ロースチャーハンとか作っていました(笑)。

“だしダイエット”で無理なく減量成功

 だしを生かした料理は、実はダイエットに効果があるんですよ。去年、“だしダイエット”を考案し、3か月で12キロ落とし、69キロをキープしているんです。無理のない食事でお酒も飲むし、むくみがとれ、ぽっこり出ていたお腹が引っ込んだ。すごいでしょ? ダイエットに苦労している人にぜひ勧めたいですね!

 2020年は長男誕生、がん手術後の経過観察卒業と公私ともに良いことがあって、がんばろうという気持ちがより出てきました。主体は芸人なんですけど、やりたいなと思っていてもできないことは多いので、ゲームチャンネルとか良いタイミングでいただいた仕事には全力でとりくんで、ほかにも積極的に自分からいろいろ仕掛けていこうと思っています。稼がないといけませんからね(笑)。

■川島of レジェンド (かわしま・おぶ・れじぇんど)1982年1月20日、埼玉生まれの東京・中野区育ち。本名:川島章良。2004年、明海大学不動産学部第二部不動産学科を卒業し、吉本総合芸能学院(NSC)東京校10期に。翌2005年、金田哲とコンビ・はんにゃを結成。2009年、「ピラメキーノ」(テレビ東京)などに出演し、コントでは“ズクダンズンブングンゲーム”で人気に。秋元康プロデュースの吉本のアイドルグループ・吉本坂46のメンバーでもある。2015年1月、腎細胞がんで手術を受け、翌2月入籍。同年6月に長女誕生。2020年2月、第2子の長男誕生。5月、自身考案のだしダイエットをまとめた「だしパックでおいしくやせる!はんにゃ川島のだしダイエット」(扶桑社)上梓。

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