小学生の自由研究、農林水産省が救世主に ユニーク参考動画ずらり配信「ぜひ生かして」

夏休みも残すところ1週間あまり、今頃になって宿題や自由研究に追われている小学生もいるだろう。そんななか、農林水産省公式ツイッターが「#マフ塾2022」のハッシュタグとともに投稿した自由研究課題のアドバイスがSNS上で注目を集めている。夏休みに食や農林水産業について学べる特設ウェブサイト「マフ塾」とは一体どういったものなのか。政府広報室に聞いた。

マフ塾の校則「マフ塾十則」【写真:農林水産省ホームページから】
マフ塾の校則「マフ塾十則」【写真:農林水産省ホームページから】

公式ツイッターが「#マフ塾2022」のハッシュタグで自由研究課題をアドバイス

 夏休みも残すところ1週間あまり、今頃になって宿題や自由研究に追われている小学生もいるだろう。そんななか、農林水産省公式ツイッターが「#マフ塾2022」のハッシュタグとともに投稿した自由研究課題のアドバイスがSNS上で注目を集めている。夏休みに食や農林水産業について学べる特設ウェブサイト「マフ塾」とは一体どういったものなのか。政府広報室に聞いた。

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「自由研究が終わっていない君へ 『ギリギリでいつも生きていたい。』その気持ちよく分かります」「今のうちに煮干しの解剖実験でもいかが?」。投稿にリンクが記載された農林水産省の特設サイトでは、「『煮干しの解剖』を通して食といのちの繋がりを学ぼう!」という動画の他、「牛乳を配合した“せっけん”を作って日本の食料自給率を考えよう!」「さかなクンのおさかな教室」など、自由研究の課題に使えそうなワークショップ動画がずらりと並ぶ。

 この投稿には「農林水産省の公式垢でこんなこと呟いてくれるんだ。面白い時代になったな」「煮干しの解剖が従来研究になるのか。小学生の時に知りたかった」とお役所らしからぬユニークな試みを歓迎する声が上がっている。

「マフ塾」と題されたこの試み、一体どういったものなのか。政府広報室の担当者は「最初は10年以上前に文部科学省主催で『子ども霞が関見学デー』として自由に省庁内を見学できる日を設けたのが発端です。その後各省庁で同様の試みを行うようになり、夏休み期間限定で特設サイトを設置する運びとなりました」と説明する。

 マフ塾は「農林水産省」を表す「Ministry of Agriculture,Forestry and Fisheries」の頭文字「MAFF(マフ)」から取られた造語。期間中は各方面から講師を招き、コロナ禍の今年はオンライン配信でワークショップを行ったという。

「以前は実際に省庁でワークショップを行っており、2019年には2日間で約8000人の親子の方にご来場いただきました。ここ数年はコロナ禍でオンラインとなっておりますが、ウェブコンテンツを充実させておりますのでぜひ自由研究の課題に生かしていただけたら」と担当者。

 政府“お墨付き”の自由研究課題。夏休み終了間際、課題に悩む親子にはまさしく救世主となることだろう。

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