トヨタのスポーツカーブランド「GR」の人気車種が勢ぞろい――。クルマ愛好家に交流の場を提供する「A PIT オートバックス東雲」主催の定例のカーイベントが21日、東京都江東区の同店で開催された。約30台が集まり、オーナーたちが交流を深めた。

「モーニングミーティング」と銘打った同イベントは、クルマ好き同士がコミュニケーションを図る機会を設けようと、毎月第3日曜の午前7時30分から行われている。

　今回の第33回は、イベントでは初となるGRに車種を絞ったテーマとなった。86が15台、スープラが4台、ヤリスが8台、コペンが1台で、見学の車が5台。関係者によると、車両の本体価格だけで総額「1億円は超えるでしょう」。オーナーたちは自慢の愛車を“走り屋”仕様にカスタムしており、クールでギラついた存在感を放った。

　この日、唯一参加のコペン（コペン GR SPORT）オーナーの男性は「今年6月に買ったばかりの新車です。軽もオープンカーも、還暦で初めて買いました」。レカロのシート、BBSのホイール、マフラーの装備に加えて、軽くてスイスイ走っていく乗り心地がお気に入りという。実はセカンドカーで、普段はボルボに乗っている。「電気自動車の時代になってきていて、もうコペンのようなこういうクルマがなくなってしまう。そんな思いがあって手に入れたんです」との思いを教えてくれた。

　会場には、大胆にも20代で最新鋭の86を買ったオーナー仲間たちの姿も。GRヤリス RZ ハイパフォーマンス ファーストエディションの女性オーナーは「皆さん、GRスープラやGR86の発売されたばかりのクルマにいち早く乗っているのがすごいですね」と話していた。