「私が女優になる日_」2代目GPは16歳・幸澤沙良 秋元康氏も絶賛「未知なるまっさらな子」

10月から放送するTBSドラマの主演女優を“視聴者投票”によって選考するオーディション番組「『私が女優になる日_』season2」(土曜、深夜0時58分)の最終ラウンドの視聴者投票が7日、生放送で行われ、神奈川県出身の16歳・幸澤沙良がグランプリに輝いた。

秋元康とグランプリの幸澤沙良(右)【写真:(C)TBS】
秋元康とグランプリの幸澤沙良(右)【写真:(C)TBS】

10月スタートのTBS新ドラマ「差出人は、誰ですか?」で主演デビューを飾る

 10月から放送するTBSドラマの主演女優を“視聴者投票”によって選考するオーディション番組「『私が女優になる日_』season2」(土曜、深夜0時58分)の最終ラウンドの視聴者投票が7日、生放送で行われ、神奈川県出身の16歳・幸澤沙良がグランプリに輝いた。

 同プロジェクトは、幅広い世代に人気の俳優・タレントが所属する大手芸能事務所の田辺エージェンシーと、数多くの番組、ドラマ、映画から、アイドルや楽曲などさまざまなエンターテインメントを手掛けてきた秋元康氏、そしてTBSがタッグを組んで実施している。

 応募総数約5500人の頂点に輝いた幸澤は、総投票数2万6233票の内、約半数の1万2277票を獲得した。ファイナリスト1人を決める最初の視聴者投票で、セミファイナリスト30人の中から3位で通過し、第1ラウンドの「異種パフォーマンス対決」では、初挑戦ながら「ライブペインティング」を披露し、見事勝利。第2ラウンドの世界的映画監督である是枝裕和監督が演出・撮影・編集を手掛けるショートドラマで「グループ演技対決」に挑んだ際には、視聴者投票で3位を獲得した。

 そして、最終ラウンドの「個人演技対決」で見せた等身大でリアルな演技が視聴者の心をつかみ、TBSドラマ主演デビューの座をかけた争いを勝ち抜いた。視聴者投票の結果が発表され、総合プロデューサーの秋元氏からトロフィーが授与されると、大粒の涙を流し「色々なことがあったけれど今はやってよかったですし、本当にうれしいです。ありがとうございます!」とうれしさを表現した。

 また、幸澤は「今までの人生の中で一番うれしいです。正直あまり自信がなかったので本当にびっくりしましたが、ようやく憧れた場所に来られたんだなと実感しました。近くで見守ってくれたお父さんやお母さん、いつも支えてくれた親友に感謝を伝えたいです」と喜びを噛み締めた。続けて、同プロジェクトの初代グランプリ・飯沼愛について、「私は飯沼さんから勇気をもらってこのオーディションに応募したので、私も飯沼さんのように誰かに勇気を与えられる女優さんになりたいです」とメッセージを送った。

 スペシャルサポーターのお笑いコンビ「ニューヨーク」の嶋佐和也は「僕たちもたくさんパワーをもらいました。幸澤さん、悪いヤツには気をつけてね(笑)」と祝福すると、相方の屋敷裕政は「ファイナリストみんなで戦ってきたという仲間意識がすごいあったんやろうなと感じて、すてきな4人やなと思いました」と振り返った。

 同じくスペシャルサポーターの高山一実は、「幸澤ちゃんおめでとう! 一人の女の子の夢がかなう瞬間に立ち会えて、すごく貴重な経験をさせていただけて光栄です。幸澤ちゃんは、ある時から急に殻が破けたような感じがしていました。第2ラウンドの是枝さんに監督をしていただいたショートドラマの『生田くん』を見てすごく上手だなと思いましたが、最終ラウンドで見せた演技ではさらに上達していて驚きました。新しい魅力が次々に見られて、成長スピードが一番速かったように感じます。半年間の頑張りをずっと見てきたので、これからも本当に応援しています! 絶対ドラマ見ます!」と祝福した。

 秋元氏は「今の女優さんにはない、未知なるまっさらな子が、10月からのドラマに主演することへの期待感を視聴者の皆さんに持っていただいたと思います。最終ラウンドを見届けて、彼女の持っている運もあるし、皆さんも見てて感じたと思いますが、素直さと吸収力というものをとても感じました」と幸澤の魅力を語った。続けて、「まっさらな彼女がどんな女優になっていくかはまだ誰にもわかりません。これからどんなことがあるかわからないし、挫折もあると思いますが、色々なことの繰り返しで彼女のカラーが出てくると思うので、そのプロセスを楽しんでいただければと思います。これからはとにかく楽しんでください。人生マラソンですから、まだスタートしたばかりですし、色々なことがあると思いますが、無理せず自分のペースで頑張っていただけたらと思います」とエールを送った。

 グランプリに輝いた幸澤は、10月スタートのTBS新ドラマ「差出人は、誰ですか?」で主演デビューを飾る。ドラマ初出演にして初主演をはたす本作は、学園ヒューマンミステリー。企画・原案は本プロジェクトの総合プロデューサーである秋元氏が担当し、共演には、最終ラウンドでも同級生を演じた櫻井海音が決定している。さらに、19年にデビュー後、「おじさんはカワイイものがお好き。」(YTV)や金曜ドラマ「恋する母たち」など話題のドラマに立て続けに出演している若手注目俳優・藤原大祐も出演する。

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