竹内涼真が主演を務めるテレ朝木曜ドラマ「六本木クラス」（午後9時）の第4話が28日に放送された。

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（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　同作は、Netflixで大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス（イテウォンクラス）」を、「日韓合同プロジェクト」としてリメイク。本家「梨泰院クラス」は、ソウルの飲食店激戦区・梨泰院を舞台に飲食業界の成功を目指す若者たちの物語。「六本木クラス」では梨泰院の舞台が六本木に移り、竹内が主人公の宮部新を、外食産業トップの「長屋ホールディングス」会長・長屋茂を香川照之が演じる。

　新のもとを、大人気インフルエンサーで天才かつソシオパス（反社会性パーソナリティ障害）の麻宮葵（平手友梨奈）が訪れる。新が営む「二代目みやべ」で働きたいというのだ。しかし新は、ひと足先に働きたいと言ってきた葵の友人・長屋龍二（鈴鹿央士）を雇うと決めていた。これ以上人を雇う余裕がないという新に、葵は「二代目みやべ」の改善点を次々と指摘。新から働きたい理由を問われた葵は、「勘です。この人なら私の人生かけてもいいかなっていう、勘？」と答えた。新は葵をマネジャーとして雇うことを決めた。

　葵がマネジャーに就任し、「二代目みやべ」は内装やメニューなど大幅にリニューアル。ついに迎えたリニューアルオープンの日、葵の宣伝もあり店にはたくさんの客が訪れ大盛況だった。これまでの最高売上をたたき出し、新とスタッフの内山亮太（中尾明慶）、料理長の綾瀬りく（さとうほなみ）は大喜びする。しかし葵は、りくの料理の腕が「二代目みやべ」の問題点だと指摘。りくは新が工場で働いていた時の仲間で、料理経験は全くなかった。新は「りくの作った弁当がうまかったから」という理由で、料理担当に任命していたのだった。

　ある晩、葵と龍二は亮太を連れてクラブへ出かける。そこで亮太が黒髪ストレートの女性に声をかけると、なんとその正体はりくだった。ロングの黒髪ウィッグをつけ、女性の姿で踊るりく。自身がトランスジェンダーであることを明かし、このことは新も知っているという。しかし、その場が重たい空気になったことを察したりくは再びフロアに戻る。クラブを出たりくは、親にも打ち明けられなかった幼少期を思い出し涙を流した。

　翌日、りくの料理の味に危機感を覚えた葵は、「適当にやってない？　給料もらってクラブで遊んでいい身分だよね」「みんな優しいから口に出して言わないけど、空気読んで辞めたら？」と詰め寄る。葵は新に、りくをクビにして料理長を変えるよう提案する。しかし新は、りくにこれまでの2倍の給料を渡し、「りくがこの店を気に入っているなら、料理長として今までの2倍努力してほしい」と声をかける。新は自身には前科があり、葵と龍二と亮太は店を営業停止にしたと振り返り、「そんな中で、りくは誰にも迷惑かけずにまじめに頑張ってくれた仲間だ」と伝えた。

「りくの料理が必要」という新のため、りくは料理を猛練習。葵が味見をして容赦なくダメ出しを繰り返し、料理の腕を上げていった。そしてついに、葵が「すっごくおいしい」と認める唐揚げが完成した。さらに葵は、「黒髪の方が似合うよ。りく」と、りくのトランスジェンダーを認めたのだった。

　第4話では、りく役を演じるさとうほなみが話題に。さとうほなみは、ロックバンド「ゲスの極み乙女」のドラマーほな・いこか。今回は短髪でボーイッシュな普段のりくの姿と、黒髪ストレートの美しい女性の姿を披露した。SNS上では「りくってゲスの極みのドラムの人なん？？」と驚きの声があがると共に、「さとうほなみさん、おどける演技とかお上手で本業が女優さんかと思ってしまいます」「ドラマーのほないこかの時とは違う魅力がある！」「すごく丁寧に魅力的に演じているのが前面で伝わってきた」といったコメントが挙がっている。