ゲスの極み乙女が改名を発表 10周年ライブ中にカウントダウン「。」を外し新たなスタート
人気4人組ロックバンド「ゲスの極み乙女。」が18日、幕張メッセ・幕張イベントホールで結成10周年記念公演「解体」を開催した。ライブ内では、バンド名を「ゲスの極み乙女」に改名することも発表した。
MCなしで20曲連続パフォーマンスのストイックな内容
人気4人組ロックバンド「ゲスの極み乙女。」が18日、幕張メッセ・幕張イベントホールで結成10周年記念公演「解体」を開催した。ライブ内では、バンド名を「ゲスの極み乙女」に改名することも発表した。
同ライブは、10周年を振り返るセットリストでデビュー当時の楽曲から最新曲までの代表曲をMCなしで20曲連続でパフォーマンスしていくという、ストイックにバンドの歴史を振り返る内容となった。
メンバーそれぞれの高度な演奏テクニックを存分に披露しながら、「ロマンスがありあまる」「私以外私じゃないの」など人気曲を次々と演奏。ライブが進んでいく中、ステージ上では積み上げられたカラフルなセットがどんどん解体されていった。
そして最新曲「青い裸」が終わると、会場のモニターには意味深なカウントダウンの数字が現れ、10年間を振り返る映像が流れはじめた。20曲目の「bye-bye 999」の演奏中もカウントダウンの数字はどんどんと減っていく。そして演奏が終わり、カウントダウンの数字が「0:00:00」となると、川谷絵音が「ゲスの極み乙女は解体しまーす」と突如発表した。
川谷がコントローラーを操作すると、UFOキャッチャーのような舞台上の大きなクレーンが動き出し、「ゲスの極み乙女。」とバンドロゴが大きく設置されたセットに向かっていく。そしてクレーンが下がると「。」が外されていった。今後はバンド名から「。」を取って、「ゲスの極み乙女」として新たにスタートをしていくという発表だった。
川谷は改名の意味をMCで「『。』をとることで終わりがない、続いていくよ」と話し、その後に自身のツイッターで「『ゲスの極み乙女。』から『。』を取るのは、終わりが来ないようにって意味があります。これからもずっとバンドが続いていくってことね。よろしく!!」と改名理由を説明した。
「丸」と題されたベストアルバムにて、自身のこれまでの楽曲を解体し再構築したマッシュアップ音源をリリースし、ライブでもこれまでの10年を解体されていく演出を披露したゲスの極み乙女が、新たなスタートを切った。
○ゲスの極み乙女 結成10周年記念公演「解体」セットリスト
2022年6月18日/幕張メッセ幕張イベントホール
1.ぶらっくパレード
2.キラーボール
3.スレッドダンス
4.ユレルカレル
5.パラレルスペック
6.ノーマルアタマ
7.猟奇的なキスを私にして
8.ラスカ
9.crying march
10.私以外私じゃないの
11.ロマンスがありあまる
12.オトナチック
13.サイデンティティ
14.シアワセ林檎
15.オンナは変わる
16.はしゃぎすぎた街の中で僕は一人遠回りした
17.秘めない私
18.人生の針
19.青い裸
20.bye-bye 999
21.ホワイトワルツ
22.餅ガール
23.ドレスを脱げ
En1.スローに踊るだけ(新曲)
En2.もう切ないとは言わせない