歌手のダイアモンド☆ユカイと妻による「別居ポップコーン（婚）」はいまだ元に戻る気配もないが、3人の子どもたちは元気いっぱいに成長している。ユカイも双子の子育てに奮闘しながらロックシンガーとして本腰を入れて活動を開始した。そんなタイミングで夫婦で離れて生活するもう1つの理由について明かしてくれた。それは子どもたちの未来を見守るという大きな決断だった。（インタビュー・文＝福嶋剛）

――「ポップコーン」をスタートしてからもうすぐ1年がたとうとしています。

「あっという間だよね。慌ただしくて時間さえ忘れちゃう毎日なんだ。今までは仕事の忙しさでバタバタしていたけど、コロナ禍になってからは家庭もバタバタでね。とにかく考えている余裕がなくて予定を立てても思い通りになんかいかないし、まるで波乗りをしながら進んでいるみたいな感じだよ」

――先日ブログで匠音（ショーン）くんが、体調を崩して病院に行ったことが紹介されていましたが大丈夫ですか？

「あれはね、腹痛が収まらなくてあわてて病院に連れていったんだ。彼は4年前に盲腸の手術を受けていて最初に診てもらった医者は『問題ありません』っていう診断だったんだけど、あまりにも子どもが苦しんでいたから妻が病院を探して俺が連れて行ったんだ。そしたら『もう少しで腹膜炎になるところでしたよ』って。小さい子どもの盲腸って見つけにくい症状だっていうのが分かってたんだよね。それ以来、子どもが余りにも痛そうにしているときは、放っておかないで必ず診てもらうようにしているんだ。でも結局便秘だったから安心したよ（笑）」

――匠音くんは3月に開催した還暦ライブで花束を持ってステージに上がり、ユカイさんも感極まる場面がありました。

「いきなりステージで『ありがとう』って言ってくれたからビックリしちゃって。うれしかったですよ。長女の新菜（ニーナ）と長男の頼音（ライオン）はスポーツが大好きで1つのことに打ち込む毎日なんで忙しいんだけど、匠音は3人の中でも自由人というか。絵を描いたり、クラシックギターを弾いたり、スケートをやったり、いろんなことをやるのが好きなタイプでね。ちょうど還暦ライブのときも時間が空いていて一緒に会場に行くと言ったから連れて行ったんだ。でもステージに上がってくるなんて予想外でね」

――双子でも全然タイプが違いますね。

「うちの双子は面白くて、頼音は見た目は妻に似ていて、匠音は俺に似ているんだけど性格は真逆なんだ。頼音は俺にそっくりな不器用タイプで匠音は手先が器用で実はしっかり者なんだ」