「勝利はカネで買える」謎の金満覆面レスラー カーベル伊藤が明かすプロレス愛

「勝利はカネで買える!」――。何ともわかりやすい“謎の金満覆面レスラー”ATMが全日本プロレス6・12東京・後楽園ホール大会でデビューする。

闘う社長レスラー・カーベル伊藤は社長の机で業務【写真:柴田惣一】
闘う社長レスラー・カーベル伊藤は社長の机で業務【写真:柴田惣一】

ATMが6・12後楽園ホール大会でデビュー「頑張っている人を応援し困っている人を助ける」

「勝利はカネで買える!」――。何ともわかりやすい“謎の金満覆面レスラー”ATMが全日本プロレス6・12東京・後楽園ホール大会でデビューする。

 カーベルpresents6人タッグトーナメントに、大森隆男、新(あらた・JTO所属)と組んで参戦するATM。全くの正体不明のATMと週に一度は連絡を取り合っているというカーベル伊藤によると「カネならある!」と豪語。優勝に向け自信満々らしい。

 ATMは「頑張っている人を応援し、困っている人を助ける」と、まるでカーベルの口癖そのままに力説。「プロレス界のATMになる」とまで繰り返しているという。

 近日中に完成するATMのマスク、コスチュームは金権体質丸出しの豪華な装飾がほどこされたものになり「ゲンナマをそこかしこに隠しているかも」と、カーベルも何やら楽しそうだ。

 トーナメント1回戦の相手は、ヨシタツ、TAJIRI、ブラックめんそーれ組。ATMは、カーベルからパートナーや対戦相手の情報をバッチリと仕入れており、戦略的にも不安はない。いざとなれば「カネがある」とウソぶいているという。

 どうやら、プロレス界全体をハッピーにする「ハッピーメーカー」を自認するカーベルと思いを共有しているらしいが、とりあえず、ATMの戦場は全日本マットに限られる。6・19東京・大田区総合体育館「Champions Night4~50th Anniversary Tour~」大会にも出陣する。

「他の団体は私が任されている」と、マスクの下の目が笑うカーベルは、ZERO1、JTO、ランズエンド、愛媛プロレス、ベストボディジャパン・プロレス…様々な団体で活躍する「闘う社長レスラー」である。

 2006年に株式会社カーベルを設立。「新車市場」「100円レンタカー」「ペットの旅立ち」「コレCARラ」の全国チェーン店展開、加盟店の販売促進支援を推し進め、全国展開している。

次のページへ (2/3) カーベル「初代タイガーマスクが私のヒーロー」 ポジティブ思考で「好きか、大好きか」
1 2 3
あなたの“気になる”を教えてください