佐々木健介、「大谷は絶対に負けない男」 スーツ姿でプロレスのリングに登場

元プロレスラーの佐々木健介が4日、「押忍プレミアム 大谷エイド」(東京・大田区総合体育館)に来場し、大谷晋二郎へのエールを送った。

「大谷エイド」のリングに上がった佐々木健介【写真:山口比佐夫】
「大谷エイド」のリングに上がった佐々木健介【写真:山口比佐夫】

「このケガとの戦いは厳しく長いものになるかもしれません」

 元プロレスラーの佐々木健介が4日、「押忍プレミアム 大谷エイド」(東京・大田区総合体育館)に来場し、大谷晋二郎へのエールを送った。

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 大谷は4月10日の試合で頸髄損傷の重傷を負い、首から下がまひ状態にある。現在も懸命な治療が続いている。

 佐々木はオープニングにスーツ姿で登場。一礼してリングに上がると、「新日本時代、ボクの初代付き人を務めてくれた大谷が試合中にケガを負い、今なお病床で戦いを続けています。このケガとの戦いは厳しく長いものになるかもしれません。みなさん、ご存じだと思います。大谷はどんなときでもいつも笑顔でいつも前向きに頑張ってきた男です。どんなに苦しいときでも歯をくいしばって立ち上がってきた男です」と語った。

 また、「ボクの付き人のときにこんなことがありました」と前置きし、大谷がジュニアだったころのエピソードを披露。

「大谷がIWGPジュニアチャンピオンになったとき、大谷に『今までありがとう。もうチャンピオンだから付き人は替わってもらうね』と言ったら、すごくさびしそうな顔をして『いえ、自分にやらせてください。お願いします』という言葉をいただきました。そんな大谷だからこそ、新日本、全日本、ノア、そしていろんな団体が集まってくれたと思います」と、続けた。

 そして、会場に向けて「今日集まっていただいたファンのみなさん、選手、関係者、ご家族のみなさま、その思いが大谷に届くことを信じて大会をスタートします!」と宣言した。

 大谷と直近で会話をかわしたのは昨年の食事会といい、「昔、現役のころもそうだし、引退してからも、公私ともに付き合ってきたので、ボクにとってはかわいい弟のようなもの」と、心配でならない様子。「大谷は絶対に負けない男だと思っていますので」「今のあいさつを聞いてほしいな。ボクの思いでしゃべらせていただいたので、それを聞いて思い出してくれる、元気を出してくれると思う」と、熱い思いを届けた。

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