RIKACOが明かした子育て論と「50代からの終活」 長男が教えてくれた誹謗中傷の対処法

タレントのRIKACO(56)の“自分らしく生きる”ライフスタイルが注目を集めている。ファッションや料理、体作りは、同世代を中心に支持を獲得。このほど上梓したライフスタイル本「RIKACO LIFE」(学研プラス)は、長男の勧めで2年前に始めた自身のYouTubeチャンネルがきっかけという。絆を大事に育て上げた長男(28)と次男(24)の子育て、そして、前向きに暮らすために始めた「50代からの終活」。幸せを追求する生活術を明かした。

RIKACOはライフスタイル本「RIKACO LIFE」を出版した【写真:(C)曽根将樹/学研プラス】
RIKACOはライフスタイル本「RIKACO LIFE」を出版した【写真:(C)曽根将樹/学研プラス】

50代を迎える頃に母、父を見送った経験 息子2人との固い絆

 タレントのRIKACO(56)の“自分らしく生きる”ライフスタイルが注目を集めている。ファッションや料理、体作りは、同世代を中心に支持を獲得。このほど上梓したライフスタイル本「RIKACO LIFE」(学研プラス)は、長男の勧めで2年前に始めた自身のYouTubeチャンネルがきっかけという。絆を大事に育て上げた長男(28)と次男(24)の子育て、そして、前向きに暮らすために始めた「50代からの終活」。幸せを追求する生活術を明かした。(取材・文=吉原知也)

 私のYouTubeチャンネルの名前は「RIKACO LIFE」で、本と同じ名前。これには理由があります。そもそもYouTubeは長男の勧めで始めました。それまではYouTubeを見る習慣も興味もなく、最初は無理だと思ったのですが、長男が「YouTubeは素の部分を見てもらえるチャンス。普段の生活がすてきなんだから、それを見てもらえる場になると思うから絶対にやった方がいいよ」と言ってくれたんです。ファッションや料理、愛車など日常生活に関するコンテンツを取り上げていて、今まで自分でカメラを回して撮ったことは、あまりなかったのですが徐々に慣れてきたかなという感じです。途中からは編集チームに入ってもらって充実化を図ってきました。登録者はおかげさまで16万人を超えて感謝です。データを見ると、同世代の方々が視聴してくれているのでうれしいです。

 それで、私のYouTubeを見た女性編集者の方がオファーをくださったんです。「YouTubeの『RIKACO LIFE』を本にしたい」と。まさかこの年齢でライフスタイル本を作るとは思っていなかったのですが、本当に素晴らしい出来になりました。今回は人と人の触れ合いから始まったので、いつの時代でも人のつながりは大事だなと。YouTubeのきっかけを与えてくれた長男と、この本を作るきっかけを与えてくださった編集者の方に感謝しています。

 子育ては、息子2人が小学生の時にシングルマザーになり、正直に向き合うことを大事にしてきました。協力し合って生きてきて、今も2人から多くの支えをもらっています。家族はまさにチームですよね。私と息子たち3人は固い絆で結ばれていると思っています。

 私は13歳からキャリアをスタートしました。20歳までがモデルで、20歳以降は肩書を持たず自分ができることをやりたいと思って活動してきました。モデルをやる中で10代から海外に行く機会が多かったのですが、英語はしゃべれませんでした。もっと英語ができればニューヨークに行った時にデザイナーの方と会うこともできたのでは、というように、言葉ができないことによるもどかしさを多々感じました。なので出産前から、子どもの頃から英語の読み書きができて話せるようになれば、絶対に世界が広がるという確信があったんです。それで、息子2人をインターナショナルスクールで学ばせました。実際に入学させてみると、困難がいっぱいで。先生とのコミュニケーションはもちろん英語です。私は“駅前留学”に通って勉強しました。それでも、細かいこと、教育面のことに関しては通訳を入れないとどうしてもやりとりが難しいこともあって。学校からの手紙も全部を和訳してもらいました。たくさん手間がかかったのですが、結果的に本当によかったなと思っています。

次のページへ (2/2) 長男・次男は「タイプの違う旦那が2人いる感じです(笑)」
1 2
あなたの“気になる”を教えてください