中島裕翔、初の教師役に「不思議」 吉川愛とのドロドロ禁断愛の舞台裏「自分なりの闇出せたら」

ピアノの練習は「振り付けと一緒」(中島)、吉川との連弾は物語の鍵を握る

――中島さんはジャニーズJr.の高橋優斗(HiHi Jets)さんとドラマ「SUITS/スーツ2」(20年、フジテレビ系)以来の共演ですね。

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中島「さっき、彼がポスター撮影でメイクしていたんですけど、そのときにいろいろ話して。テンプレートですけど『憧れの先輩いるの?』って、聞いたんです。まず中居(正広)くん。その後何人か出てきて、最後に僕の名前が出されて。『なめてるな、こいつ』って(笑)。

 それは冗談にしても、まだ数シーンとはいえ『SUITS/スーツ2』にゲストで出演してくれたときとはまた違う表情になって、『成長しているんだなあ』って。親心まではいかなくても、若い人たちの成長の速さを感じて、頼もしいです。

 ちょうど同じ名前なんです。あと、もう1人『美 少年』に那須雄登くんもいるので、その3人で“ゆうと会”をやろうねという話はしています。でも、どうやって名前を呼ぼうかなって(笑)。僕もあまり後輩と接点がなくて、ずっと弟分みたいな感じできたから。そういうのにも慣れないといけないんだなと思っています。

 でも、自分が先生役をやるようになったんだと思ったら不思議な感じですね。高橋優斗くんが演じる役とは因縁があったり、最後の最後までバチバチしたりするので、ぶつかってきてほしいなと思います」

――劇中では中島さん演じる正樹がピアノを弾くシーンがありますが、撮影してみていかがでしたか。

中島「大変でしたね。準備期間が充実している方ではなかったので……。正樹が弾くピアノの曲は今後も正樹と冴ちゃんにとってはテーマソングになるので、それをいかに自分のものにして弾けるのかが課題でした。

 ピアノは本当にゼロからのスタート。弾き方や立ち振る舞い、ピアノに対しての向き合い方、音の感じ方、指への体重の乗せ方とか、そういう細かいところまで先生に教えていただきました。先生の手元の動画を見て形で覚えましたよ。振り付けと一緒ですね(笑)」

吉川「空き時間があるとずっと練習していらっしゃって、別のシーンの撮影で中島さんがいらっしゃらないときも聞こえてくるので、徐々にきれいな音楽になって上達していっているのがすごく伝わってきましたし、いざ本番では本当にピアノの先生に見えてくると言うか。『初心者の方が弾く曲じゃない』と先生も言っていたくらい難しい曲だったので、ミスせず演奏していた中島さんはすごいと思いました」

中島「2人で連弾するシーンもあるので、そこも見どころです。普段は表情をあまり見せずに殻に閉じこもっている正樹が唯一自分をさらけ出せるピアノの前で、そこに冴ちゃんがいるという、すごく意味のあるシーンになっています」

――最後にドラマの見どころを教えてください。

中島「本当に1話から盛りだくさんです。出てくる人の不気味さや様々な要素がどんどんつながっていきます。見ている皆さんが『これはどういう意味なんだろう?』と1つ1つ勘ぐってしまうような種まきがしっかりしてある脚本になっているので、流れに身をゆだねて、かき乱されてほしいですね。きれいだろうがいびつだろうが、この世の中に存在するすべての愛の形が全て出てくるので、そういうところを見てほしいですね」

吉川「冴ちゃんは正樹さんと出会うことで徐々に考え方が変わっていきます。2人の関係性も、お母さんとの関係性も少しずつ変わっていくのが1話から見えてきます。今後冴ちゃんがどう生きたいのかをちょっとずつ描いてくださっているので、そこが一番の見どころかなと思います!」

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